2026.01.07
「あれ?ハッシュタグが入力できない……」
「キャプションのエラーが出ると思ったら、タグの個数制限?」
2025年11月〜12月頃、Instagram運用担当者の間に激震が走りました。
これまで最大30個まで付けることができたハッシュタグが、突如として「最大5個まで(一部のアカウントでは3個まで)」に制限されたのです。
つまり長年、Instagram運用のセオリーとして信じられてきた「関連するタグを30個フルにつけてリーチを最大化する」という手法が、システム的に不可能となりました。
新年を迎え、2026年からのInstagram運用はどう変わるのか?
もはやハッシュタグは不要なのか?
それとも選び抜かれた5個にこそ意味があるのか?
本記事では、Instagramのハッシュタグの大幅な仕様変更の背景と、これからの企業アカウントが取るべき「新・ハッシュタグ戦略」について徹底解説します。
なぜハッシュタグ上限数が「30個」から「5個」に激減したのか?
2025年11月〜12月頃のアップデートにより、フィード投稿およびリール投稿において、設定できるハッシュタグの上限数が30個から5個(一部のアカウントでは3個)に変更されました。
6個以上のタグを入力して投稿しようとすると、エラーが表示されるか、投稿自体はできてもタグが無効化される(「#」が削除され通常のテキストになる)仕様となっています。
なぜInstagram(Meta社)は、このようなドラスティックな変更を行ったのでしょうか?
主な理由は以下の3点と考えられます。

コンテンツ理解(AI)の精度向上
かつて、Instagramのアルゴリズムは投稿内容を理解するために、ユーザーが入力したハッシュタグに大きく依存していました。
しかし現在、AIの画像認識・テキスト解析技術は飛躍的に向上しています。
これによりハッシュタグがなくても、写真の中身やキャプションの文章から「これが何の投稿か」を正確に判別できるようになったのです。
また、AIの精度向上に伴い、ユーザー側もハッシュタグ検索(いわゆる「タグる」)を行わなくなり、Googleのような文字検索で情報を探すか、フィードや発見タブでのおすすめ表示を見るようになりました。
「ハッシュタグフォロー機能」も2024年12月13日をもって廃止されています。
「スパム的なタグ付け」の排除
「#相互フォロー」「#いいね返し」や、投稿内容と全く関係のない人気タグを大量につける行為は、プラットフォームの検索精度を下げるノイズとなっていました。
上限を5個に絞ることで、投稿者は「本当に重要なキーワード」だけを厳選せざるを得なくなります。
結果として、検索結果の質(関連性)を高める狙いがあります。
ユーザー体験のシンプル化
キャプションの下に青い文字(ハッシュタグ)が30個も羅列されている状態は、見る側にとって必ずしも快適ではありませんでした。
情報をすっきりさせ、コンテンツそのものに集中させる意図もあります。
実は予兆があった?「ハッシュタグ意味ない説」の真実
突然の変更に驚かれた方も多いと思いますが、実はこの流れ、以前から予兆がありました。
Instagram責任者のアダム・モッセーリ氏も、数年前から「ハッシュタグはリーチを増やすための魔法ではない」「重要度は下がっている」と度々発言していたのです。
▼あわせて読みたい
Instagramのハッシュタグは意味ない?つけない方が伸びる?最新の付け方・活用法を解説 (2025年11月公開記事)
上記に記事でもお伝えしていた通り、ここ数年ですでに「タグの数」と「リーチ数」の相関関係は薄れていました。
今回の「上限5個」への変更は、その流れの決定打と言えるでしょう。
2026年版Instagramのハッシュタグの使い方
では、たった5個しかハッシュタグを使えない今、私たちはどのように活用すべきなのでしょうか?
これまでの定石だった「ビッグワード・ミドルワード・スモールワードを組み合わせて流入を狙う」というようなSEO的な使い方は、一旦忘れましょう。
5個という枠の中では、網羅的な対策は不可能です。
これからのハッシュタグには、検索流入(新規獲得)よりも、「情報の整理(ラベリング)」としての役割が求められます。
具体的には、以下の3つの用途で5個の枠を使うことをおすすめします。

① ブランドタグ(指名検索用)
企業名やブランド名、サービス名のタグです。
ユーザーがブランドについて知りたい時や、UGC(ユーザーの口コミ投稿)を探す時の受け皿として必須です。
- 例:#BEASTAR #ベアスター
② 独自カテゴリタグ(カタログ化)
自社のアカウント内で投稿をジャンル分けするためのタグです。
ユーザーが過去の投稿を遡りやすくし、回遊率を高めます。
- 例:#BEASTAR_SNSノウハウ #BEASTAR_制作実績
③ キャンペーンタグ(参加・拡散用)
プレゼントキャンペーンや、ユーザー参加型企画の際に指定するタグです。
期間限定のイベントを盛り上げるために使用します。
- 例:#ベアスター2026新春企画
【NG例】もうやってはいけない使い方
逆に、以下のような使い方は、貴重な5個の枠を無駄にするだけでなく、アルゴリズムからの評価を下げる可能性があります。
- 無関係なビッグワード:投稿と関係ないのに「 #猫 #ランチ 」などを入れる。
- 挨拶タグ:「 #こんにちは #おはようございます 」など、検索需要のないタグを入れる。
- 英語タグの乱用:日本人ターゲットなのに「 #instagood #l4l 」などを入れる(海外からのスパム流入が増えるだけです)。
ハッシュタグに頼らず「発見タブ」に載る方法
「ハッシュタグで検索流入が狙えないなら、どうやって新規ユーザーに見つけてもらえばいいの?」
その答えは、Instagramが強化している「キーワード検索(SEO)」への対策にあります。
AIは今、ハッシュタグ(#)が付いていなくても、文章全体を読んで「何についての投稿か」を理解します。
そのため、これからの運用では以下の3点が重要になります。

キャプション(文章)に自然な形でキーワードを入れる
単語を羅列するのではなく、文章の中で自然に重要語句を盛り込みましょう。
例えば、大阪のカフェを紹介する場合:
- × #大阪カフェ #梅田ランチ (タグのみ)
- ○ 「今日は大阪・梅田にある、ランチが人気の隠れ家カフェに行ってきました。」(文章内に入れる)
画像内の文字入れ
AIは画像の中に書かれている文字(テキスト)も読み取っていると考えられます。
表紙画像やフィード画像の中に、検索されたいキーワード(例:「時短レシピ」「SNS運用テクニック」など)を大きく配置することで、発見タブでの露出を狙いやすくなります。
プロフィール欄の最適化
投稿だけでなく、アカウント自体のジャンルをAIに認識させることも大切です。
プロフィール文やアカウント名にも、自社の業界や提供サービスに関するキーワードを漏れなく記載しておきましょう。
2026年の新常識!アルゴリズムが重視する3つのシグナル
ハッシュタグでの露出合戦が終わった今、タイムラインや発見タブの上位に表示されるために最も重要なのは、「ユーザーの反応(エンゲージメント)」です。
一時期は「保存数」が重視されていましたが、最新のアルゴリズムでは、評価基準がさらに進化しています。
今、特に意識すべき指標は以下の3つです。

視聴時間(滞在時間)
視聴時間(滞在時間)とは、「その投稿がどれだけ長く見られたか」です。
冒頭で離脱されず、最後まで見てもらえるコンテンツは「質が高い」と判断され、拡散されます。
- 対策: 最初の3秒で惹きつけるフックを作る、テンポの良い編集を行う。フィードの場合はチェックリストなどまとめページを作る、動画を入れ込む。
シェア数
「誰かに教えたい!」「DMで友だちに送りたい!」という行動がシェア数に表れます。
Instagramは現在、ストーリーズやDMでのプライベートなやり取り(ダークソーシャル)を重視する傾向にあります。
- 対策: 「これ知ってる?」「〇〇さんと行きたい!」と会話が生まれるような、共感性の高いネタや、第三者へ共有したくなる有益情報を提供する。
いいね数
最も基本的な「共感」のシグナルです。
視聴時間やシェアほどの重みはないと言われていますが、やはり初速の勢いをつけるためには欠かせません。
- 対策: 視覚的なインパクト、感情を揺さぶるコピーライティング。
つまり、これからのInstagram運用は、「小手先のハッシュタグ選定」から「中身(コンテンツ)の面白さ」へ、完全に勝負の土俵が移ったと言えます。
最新アルゴリズムにも即座に対応!BEASTARの強み

今回の「ハッシュタグ5個制限」のように、SNSのプラットフォームは予告なく仕様を変更します。
昨日までの正解が、今日は不正解になる。それがSNSマーケティングの世界です。
自社だけで運用していると、こうした変化への対応が遅れ、「急に数字が落ちたが、理由がわからない……」と迷走してしまうリスクがあります。
私たちBEASTARは、常に最新のアルゴリズム情報を収集・検証しています。
今回の仕様変更においても、クライアント様には即座に「タグ選定の見直し」と「キーワードSEOへの切り替え」をご提案し、以前と変わらぬ、あるいはそれ以上の成果を維持しています。
- 企画力: 「視聴時間」を伸ばすための構成台本作成
- 制作力: 「シェア」したくなるエモーショナルな動画・画像制作
- 分析力: 表面的な数値だけでなく、アルゴリズムに基づいた分析
これらをワンストップで提供できるのが、BEASTARの強みです。
よくある質問(Q&A)
最後に、今回の仕様変更に関して運用担当者様からよくいただく質問をまとめました。
Q. ハッシュタグが5個を超えるとどうなりますか?
A. エラーが表示されるか、タグが無効化されます。
6個以上入力して「シェア」を押すと、「ハッシュタグの上限を超えています」といったエラーが表示され投稿できないケースや、投稿自体は完了してもキャプション内のハッシュタグが青文字(リンク)にならず、ただの黒いテキストとして表示されるケースが確認されています。
Q. 過去の投稿(30個ついているもの)はどうなりますか?
A. そのままで問題ありません。
今回の制限は、2025年11月〜12月以降(アカウントによってタイミングが異なる)の「新規投稿」または「編集」時に適用されます。
過去に投稿済みのコンテンツについている30個のタグが勝手に消えることはありません。
ただし、過去の投稿を「編集」して保存し直す場合は、タグを5個以下に減らさないと保存できない可能性があるためご注意ください。
Q. リール(Reels)も5個までですか?
A. はい、リールも対象です。
フィード投稿だけでなく、リール動画においても同様の制限が適用されます。
リールの場合も、タグ検索より「視聴維持率」や「おすすめ表示」からの流入がメインとなるため、タグの数にこだわる必要性は低くなっています。
Q. ハッシュタグは全くつけない方がいいのでしょうか?
A. 0個にする必要はありません。
検索重要度は下がりましたが、AIへの補助的なシグナルとして、またブランドのラベリングとして3〜5個程度つけることには意味があります。
無理に0にするのではなく、「厳選した少数精鋭のタグをつける」運用をおすすめします。
まとめ

最後に、今回の記事のポイントをまとめます。
- 2025年11月〜12月頃から、ハッシュタグの上限は「30個→5個(または3個)」に
- この変更はバグではなく、AI精度向上に伴う仕様変更
- ハッシュタグの役割は「検索流入(SEO)」から「ラベリング(分類)」へ
- 今後はタグよりも「キャプション内のキーワード」が重要
- アルゴリズム攻略の鍵は「視聴時間」「シェア」「いいね」の3大シグナル
「30個付けられなくなった」と嘆く必要はありません。
むしろ、無駄なタグ付け作業がなくなり、「ユーザーに本当に響くコンテンツ作り」に集中できる環境になったと捉えましょう。
「新しいルールでの運用戦略を相談したい」
「視聴維持率の高い動画を作りたいが、社内にノウハウがない」
そのようにお考えの企業担当者様は、ぜひBEASTARにご相談ください。
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