2026.04.29
「広告を入稿したのに審査落ちしてしまった」
「何が問題なのかわからないまま何度も却下される」
「もしかしてアカウントが止まってしまうのでは……」
Meta広告(Facebook広告・Instagram広告)を運用していると、こうした審査トラブルに直面することがあります。
原因を正確に把握しないまま再申請を繰り返すと、最悪の場合アカウント停止という深刻な事態につながることもあるため注意が必要です。
この記事では、Meta広告の審査落ちの原因や対処手順、再申請方法、事前のチェックリストまでを分かりやすく解説します。
Meta広告の審査とは?仕組みをおさらい

Meta広告の審査は、Metaが定める「広告ポリシー」に基づいてAIと人間の審査員によって行われます。
広告を出稿するすべての広告主がこのポリシーを遵守することを求められており、審査落ちの根本的な原因はこのポリシーへの違反です。
Meta広告のポリシーは大きく「禁止コンテンツ」と「制限コンテンツ」の2種類に分かれます。
禁止コンテンツは完全に掲載が禁じられているもの(タバコ、違法薬物、詐欺的商品など)で、これを含む広告は即座に審査不承認となります。
制限コンテンツはアルコール・成人向けコンテンツ・金融商品など、一定の条件(年齢制限設定・事前許可申請)を満たせば配信できるカテゴリです。
【審査の対象】
①広告文
②クリエイティブ(画像・動画)
③ランディングページ(LP)
広告マネージャーから公開ボタンを押した瞬間に審査が開始され、ほとんどの広告は24時間以内に審査が完了しますが、さらに時間がかかることもあります。
週末・祝日・繁忙期は遅延しやすい傾向があるため、キャンペーンの開始予定日には十分な余裕を持たせましょう。
また、2025年以降は、過去の配信済み広告もAIが定期的に再スキャンするようになっており、「審査を通過した=安全」という認識はもう通用しません。
審査は出稿時だけでなく、配信中も継続的に行われている点を意識しておくことが重要です。
Meta広告の審査に落ちる主な原因9パターン

審査落ちには必ず原因があります。
自社の広告に当てはまるものがないか確認してみてください。
①誇張・断定的な表現
②Before/After画像の使用
③個人属性への言及
④過度な肌の露出・センシティブな画像
⑤禁止・制限業種への無申請出稿
⑥リンク先LPの問題
⑦ロゴ・ブランドアセットの無断使用
⑧情報の透明性の欠如
⑨AI誤検知
①誇張・断定的な表現
Meta広告の審査において最も多い審査落ちの原因が、誤解を招く表現・誇大広告です。
特に健康・美容・ダイエット・副業分野はAIによるスキャンが厳しく、少しでも誇張的なコピーがあると即却下されます。
例えば、「絶対に稼げる」「必ず痩せる」「副作用ゼロ」「医者も驚いた」「100人中99人が効果を実感」などの根拠のない断言は弾かれます。
②Before/After画像の使用
ビフォーアフターの比較写真は、健康・美容分野では特に厳しい審査が行われます。
「この状態になれる」という誘導的な使い方は審査落ちの大きな原因となります。
③個人属性への言及
「あなたは太っていますか?」「50代のあなたへ」など、個人の属性を推測・断定する表現は審査に落ちやすいです。
ユーザーを特定カテゴリに当てはめるような表現は、差別的・センシティブとみなされます。
④過度な肌の露出・センシティブな画像
露出が多い服装や水着姿など、性的な印象を与える画像は「成人向けコンテンツ」と判断されて審査に通りにくくなる傾向があります。
意図していなかったとしても、肌の露出度が高いだけで審査落ちになるケースもあります。
⑤禁止・制限業種への無申請出稿
タバコ、お酒、成人向けコンテンツがMeta広告に含まれている場合、審査落ちしてしまう可能性が高くなります。
タバコについてはMetaが宣伝を禁止していますが、その他の成人向けコンテンツに関してもMetaの事前承認が必要です。
⑥リンク先LPの問題
Meta広告で見落とされがちなのが「広告の内容だけでなく、リンク先のランディングページ(LP)も審査対象」という点です。
広告文・クリエイティブが問題なくても、LPの内容次第で審査落ちします。
例えば以下のようなランディングページは審査に落ちる可能性があります。
・工事中のページやエラーページになっている
・サイトのセキュリティに関する警告が表示される
・ソフトやプログラムをダウンロードしないと表示できない
・ページから離脱しようとするとポップアップが表示される
・別のページへ自動的にリダイレクトされる
・広告とランディングページの内容が一致していない
・「いいね!」や「シェア」などのFacebook上のアクションを要求している など
また、リンク先のLPやサイトに「プライバシーポリシー」や「特定商取引法に関する表記」、「販売価格」の記載が無い場合、許可されないビジネス手法として審査落ちや人間による審査への移行が発生する可能性があります。
⑦ロゴ・ブランドアセットの無断使用
Instagramで広告をスムーズに出稿・掲載するには、InstagramやMetaのロゴなどブランドアセットを使う場合、事前の許可が必要です。
また「Instagramで紹介されました」といった、まるで公式と提携しているかのような表現もユーザーの誤解を招くため審査落ちの対象になります。
⑧情報の透明性の欠如
Meta広告では、ユーザーが商品やサービスの内容を判断できるように、情報の透明性が求められます。
情報が故意に隠されていて、リンクをクリックしないと何を宣伝しているのかがよくわからない広告は、ユーザーを誤解させる行為とみなされ審査落ちの原因となります。
⑨AI誤検知
2026年現在、AI審査の精度は向上していますが、それに伴ってAIが誤って違反と判定するケースも増加しています。
特に健康・美容・キャリア・金融ジャンルで顕著です。
明らかに違反していない場合は諦めずに異議申し立てを行うことが重要です。
Meta広告の審査落ち後の対処フロー

審査落ちを確認するには次の3つの方法があります。
方法①広告マネージャーで確認する
広告マネージャーの「広告」タブを開き、各広告の「配信」ステータスを確認します。
「却下」と表示されていれば審査落ちです。
方法②アカウントのクオリティで確認する
管理画面左側の「アカウントのクオリティ」からは、審査落ちした広告と、違反しているポリシーの内容を確認できます。
方法③メールで確認する
公開した広告が審査に落ちた場合は、登録しているアドレスに「広告を修正するか、再審査をリクエストしてください」と記載されたメールが届きます。
このメールにはMetaビジネスサポートホームへのリンクも含まれており、違反理由の詳細を確認できます。
STEP 1.違反理由の確認
審査に落ちていることが判明したら、焦って再申請するのではなく、まずは以下をチェックします。
□ メール or アカウントのクオリティで却下理由を確認する
□ 広告文・画像・LP のどの要素が問題とされたかを特定する
□ 該当するMeta広告ポリシーを確認する
理由不明のまま再申請しないようにしましょう。
STEP2.問題箇所の特定と修正
次に、審査落ちの原因となった箇所を修正します。
言葉を少し変えるだけでは同じ理由で落ちることが多いです。
□ 誇張・断定表現を削除・言い換える
□ センシティブな画像・Before/After画像を差し替える
□ LPの表現・表記(プライバシーポリシー等)を確認・修正する
□ 表面的な修正ではなく「根本原因」を解消する
STEP3.再審査のリクエスト
修正が完了したら、以下の手順で再審査をリクエストします。
| 手順① | 広告マネージャーにログインする。 |
| 手順② | 却下された広告の「編集」から内容を修正して保存する(自動的に再審査が開始される)。 または「アカウントのクオリティ」ページから「再審査のリクエスト」ボタンをクリックする。 |
| 手順③ | 異議申し立てフォームに修正内容を記入して送信する。 |
申請時には、修正内容を明確に説明し、「問題となった箇所をどのように改善したのか」を具体的に伝えることが成功率を高める鍵です。
例えば「誇張的だったコピーを削除し、客観的データに基づく表現へ変更しました」と記載すれば、改善姿勢を示せます。
修正をせずに繰り返し申請を行うと、アカウントが停止される恐れがあるため注意してください。
STEP4.結果確認・改善の記録
再審査の結果は通常24〜48時間以内に通知されますが、込み合っている時期は数日かかる場合もあります。
通過した場合は、修正内容を社内に共有・次回以降に活かします。
再度却下された場合は、異議申し立て or 新規広告作成を検討します。
なお、審査落ちを何度も繰り返すと、アカウント全体の信頼スコアが下がり、将来の広告審査にも悪影響を及ぼします。
再審査は「一度の申請で最大限の準備をする」姿勢が大切です。
Meta広告の審査落ち後にやってはいけないNG行動

審査落ち後の対応を誤ると、状況が悪化します。
以下のNG行動は絶対に避けてください。
修正なしで再申請を繰り返す
審査落ちから何の変更もなく再度申請を繰り返すと、最終的にはアカウントの停止処置を取られることもあります。
感情的な異議申し立ても当然NGです。
まずは冷静に原因を把握して改善案を準備することが、復旧への第一歩となります。
表面的な修正だけで再申請する
表面的な修正(言葉を少し変えるだけなど)では、再び同じ理由で審査落ちするケースが多くあります。
根本原因を解決することが再審査通過の絶対条件です。
正当でない理由で異議申し立てを行う
無関係な内容で異議申し立てを繰り返すことはアカウント停止リスクを高めるため、必ず原因を確認してから申請するようにしてください。
また、複数の異なる理由での申し立てを行うことも避けるべきです。
このような行動は、審査担当者に混乱を与え、信頼性を損なう結果となります。
Meta広告入稿前の審査落ち予防チェックリスト

下記のチェックリストを入稿前に毎回確認することで、審査落ちを大幅に減らすことができます。
広告文(コピー)チェック
□ 「絶対」「必ず」「100%」「誰でも」などの断定表現はないか
□ 根拠のない効果・効能の記載はないか(薬機法にも注意)
□ 「あなたは太っていますか」など個人属性を断定する表現はないか
□ 「稼げる」「副業」「楽に」「簡単に」など誤解を招く表現はないか
□ 競合他社を誹謗中傷する内容はないか
□ 政治・宗教・差別的な内容はないか
クリエイティブ(画像・動画)チェック
□ Before/After比較画像を使用していないか(健康・美容分野)
□ 過度な肌露出・性的な印象を与える画像はないか
□ 顔が特定できる人物画像に肖像権の許諾はあるか
□ Meta・Instagramのロゴを無断使用していないか
□ 他社の商標・ブランドロゴを無断使用していないか
□ 暴力・グロテスクな表現は含まれていないか
ランディングページ(LP)チェック
□ LPが正常に表示されるか(PC・スマートフォン両方確認)
□ プライバシーポリシーページが存在し、リンクが機能するか
□ 特定商取引法に基づく表記が掲載されているか
□ 広告の訴求内容とLPの内容が一致しているか
□ 離脱阻止ポップアップが設定されていないか
□ 自動リダイレクトが設定されていないか
□ LPにも誇張・断定表現が含まれていないか
アカウント・設定チェック
□ 支払い情報(クレジットカード)は有効か
□ ドメイン認証は完了しているか
□ 制限業種の場合、年齢制限設定は行っているか
□ アカウントのクオリティに警告・違反が出ていないか
Meta広告の業種別の要注意表現まとめ

Meta広告は業種によって審査基準が異なる場合があります。
下記は特に注意が必要な業種と、具体的なNG例・OK例の目安です。
健康・美容・ダイエット
| NG表現 | OK表現 |
| 「1ヶ月で5kg痩せた」 | 「体型管理をサポート」 |
| 「医師も推薦」 | 「専門家が監修した成分配合」 |
| 「副作用ゼロ」 | 「天然由来成分使用」 |
| Before/After画像イメージ | ライフスタイル画像 |
投資・金融
| NG表現 | OK表現 |
| 「月利30%保証」 | 「資産運用のご相談」 |
| 「絶対に儲かる」 | 「リスクとリターンを理解した上で」 |
| バイナリーオプション・FX(無許可) | 金融庁登録事業者かつ適切な表記あり |
副業・求人
| NG表現 | OK表現 |
| 「副業で月50万円稼げる」 | 「スキルを活かした仕事を探す」 |
| 「簡単に稼げる在宅ワーク」 | 「在宅でできるお仕事情報」 |
| 「誰でもOK」 | 「未経験者歓迎」(条件を正確に記載) |
医療・クリニック
整骨院の「腰痛でお困りの方へ」という広告が「医療サービスのポリシー違反」と判定されたケースも報告されています。
医療系の広告は特に細かい表現まで注意が必要です。
症状への直接的な言及は避け、「健康的な生活をサポート」など間接的な表現だと審査に通過しやすい傾向にあります。
まとめ

Meta広告では、チェックするポイントを事前に知っておけば、審査落ちの確率を下げることが可能です。
また、原因を正確に理解し、正しい手順で対処することで、大半のケースは再審査で通過できます。
・審査落ちの最大の原因は誇張・断定的な表現で、特に健康・美容・金融・副業系の広告で頻発
・LPも審査対象であるため、広告とセットで確認が必要
・修正なしの再申請繰り返しはアカウント停止リスクに直結するため、必ず「原因特定→根本修正→再申請」の手順を守る
「審査落ちが多くて広告を思うように配信できない」
「ポリシーが複雑でどこに気をつければいいかわからない」
「Meta広告の運用を丸ごと任せたい」
——そんなお悩みを抱えている企業様は、ぜひBEASTARにご相談ください。
BEASTARは大阪を拠点とするSNS運用代行・SNSマーケティング会社です。
Meta広告(Instagram・Facebook)をはじめ、各種SNS広告の出稿・運用・クリエイティブ制作まで対応しています。
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