2026.06.17
「自社のアカウントをもっと多くの人に知ってもらいたい」
「インフルエンサーを起用したのに、期待したほどリーチが伸びなかった」
「複数のアカウントを運用しているが、うまく連携できていない」
企業のInstagram運用において、「フォロワー以外の新規層にいかにリーチするか」は永遠の課題です。
ハッシュタグやリール動画など様々な手法がありますが、現在、企業アカウントの認知拡大において最も強力な起爆剤となっているのが「共同投稿(コラボ機能)」です。
共同投稿を正しく活用すれば、自社と相性の良い他社アカウントやインフルエンサーのフォロワーに対して、ダイレクトに自社のコンテンツを届けることが可能になります。
本記事では、Instagramの共同投稿の基本から具体的なやり方、企業ならではの活用アイデア、そして「招待できない・承認できない」ときの対処法までを網羅的に解説します。
Instagramでの集客・売上アップを目指す運用担当者様は、ぜひ最後までご覧ください。
Instagramの共同投稿(コラボ機能)とは?

Instagramの共同投稿(コラボ機能)とは、1つの投稿(フィード投稿またはリール動画)を、2つ以上のアカウントで共有・共同発信できる機能です。
2026年現在、最大で自分を含めて6アカウント(招待できるのは5アカウントまで)で共同投稿を行うことができます。
通常、誰かをタグ付けした場合は、相手のプロフィール画面の「タグ付けされた投稿」タブに小さく表示されるだけです。
しかし、共同投稿機能を使用すると、以下のような大きな違いが生まれます。
・ヘッダーに複数のアイコンが並ぶ
投稿の左上に、作成者と共同投稿者のアイコン・アカウント名が連なって表示されます。
・双方のプロフィールグリッドに表示される
招待された側が承認すると、その投稿は双方のメインのプロフィール画面(タイムライン)に同じように表示されます。
・「いいね」や「コメント」が共有される
どちらのアカウントのフォロワーがアクションしても、1つの投稿にエンゲージメント(いいね数・コメント数)が合算して蓄積されます。
なお、以前はストーリーズでも共同投稿機能がテスト実装されていましたが、2026年現在では利用できなくなっています。
「共同投稿」「タグ付け」「タイアップ投稿」の違い
Instagramには、他アカウントを紐付ける機能がいくつかあります。
それぞれの違いと使い分けを一覧表でまとめました。
| 比較項目 | 共同投稿(コラボ) | タグ付け | タイアップ投稿(パートナーシップ) |
| 表示される場所 | 双方のプロフィール、フィード | 作成者のプロフィール、フィード+相手の「タグ付け」タブ | 作成者のフィードのみ(広告配信に利用可能) |
| 「いいね」・コメント | 共有(合算)される | 作成者の投稿にのみ蓄積 | 作成者の投稿にのみ蓄積 |
| インサイト(分析) | 全員が閲覧可能 | 作成者のみ閲覧可能 | 作成者とブランドパートナーが閲覧可能 |
| 主な利用目的 | 双方のフォロワーへのリーチ拡大、共創 | 写真に写っている人やブランドの単なる紹介 | PR案件(金銭の授受など)の明示、ステマ防止 |
共同投稿は、お互いのメイン画面に投稿を表示させ、リーチやエンゲージメントを完全に「共有」する最も拡散力の高い機能です。
PR案件の場合は、共同投稿とタイアップ投稿のラベルを併用するのが現在の主流です。
タグ付けは、あくまで「この写真には〇〇さんが写っています」「この服は〇〇のブランドです」と紹介するだけの機能です。
相手のメイン画面には表示されず、リーチ拡大の効果は薄いです。
タイアップ投稿は、インフルエンサーに報酬や商品・サービスを提供してPRを依頼した際、「〇〇(企業名)とのタイアップ投稿」と明記してステマ(ステルスマーケティング)を防ぐための機能です。
企業が共同投稿を活用するメリット

企業アカウントが共同投稿を戦略的に取り入れるべき理由は、以下のメリットに集約されます。
リーチ数とフォロワーの圧倒的な拡大
最大のメリットは、「コラボ相手のフォロワー全員のタイムラインに、自社の投稿を直接流せること」です。
例えば、フォロワー1万人の自社アカウントと、フォロワー5万人のインフルエンサーが共同投稿をした場合、実質6万人以上のユーザーに初速でリーチできる可能性があります
ターゲット層が被っている相手とコラボすれば、質の高い新規フォロワーを効率的に獲得できます。
エンゲージメントの集約とアルゴリズム上の優遇
通常、インフルエンサーにPR投稿を依頼し、自社アカウントでも同じ画像をリポストすると、「いいね」や「コメント」が分散してしまいます。
共同投稿であれば、両者のフォロワーからのエンゲージメントが1つの投稿に合算されます。
「いいね」や「保存」が短時間で一気に集まるため、Instagramのアルゴリズムに「人気の投稿」として評価されやすく、発見タブやリールのおすすめに露出しやすくなります。
ブランドへの信頼性と権威性の向上
ユーザーは「自分がフォローしている(信頼している)アカウント」が発信する情報を高く評価します。
親和性の高い他社ブランドや、影響力のあるアンバサダーと共同投稿を行うことで、「あの〇〇さんがコラボしているブランドなら間違いない」というハロー効果が働き、自社のブランド価値(権威性)が向上します。
インサイト(分析データ)を全員で共有できる
インフルエンサーにPR投稿を依頼した場合、通常は後日「リーチ数」や「保存数」の画面をスクリーンショットで送ってもらう手間が発生します。
しかし共同投稿であれば、コラボレーターとして参加した全員が、自分自身のアカウントから直接その投稿のインサイトを閲覧可能です。
リアルタイムで正確な成果(データ)を確認できるため、企業としての分析やレポート作成が劇的にスムーズになります。
超簡単!Instagramの共同投稿設定のやり方
共同投稿は、フィード投稿・リール動画のどちらでも利用可能です。
投稿を作成する側(招待する側)と、招待を受ける側の手順を解説します。
【招待する側】の操作手順

1.通常通り、フィード投稿またはリール動画の作成画面を進め、キャプション入力画面を開く。
2.「人物をタグ付け」をタップする。
3.画面右側の「コラボレーターを招待」をタップする。
4.検索窓に、共同投稿したい相手のアカウント名(ユーザーネーム)を入力し、選択する。
5.画面に相手のアカウント名が表示され、「コラボレーター」となっていることを確認し、「完了」をタップ。
6.そのまま「シェア」を押して投稿を完了させる。
【招待される側】の操作手順

1.招待する側が投稿をシェアすると、自分のダイレクトメッセージ(DM)に「〇〇さんがコラボレーターへの参加を依頼しています」という通知が届く。
2.DMを開き、「リクエストを見る」をタップする。
3.投稿画面が表示されるので、画面下部の「承認」(または「レビュー」から「承認」)をタップする。
承認した瞬間に、自分のプロフィールグリッドにも投稿が表示され、共同投稿が成立します。
コラボ依頼を受けない場合は、「拒否」をタップします。
拒否を選択しても、相手に「〇〇さんが拒否しました」という直接的な通知が送られることはありません。
ただし、共同投稿は成立せず、相手の単独投稿としてのみ表示され続けます。
知らないアカウントやスパム目的のコラボ依頼が来た場合は、迷わず「拒否」を選択してください。
共同投稿ができない・招待できない時の原因と対処法
「コラボレーターを招待のボタンが出てこない」
「相手を検索しても出てこない」
という場合、以下の原因が考えられます。
アカウントが「非公開(鍵垢)」になっている
共同投稿は、公開アカウント同士、または「公開アカウント(招待側)から非公開アカウント(招待される側)」の組み合わせでしか成立しません。
招待する側が非公開アカウントの場合は、コラボレーターを招待する機能自体が使えなくなります。
企業アカウントであれば必ず「公開」設定になっているか確認しましょう。
相手が「タグ付け」を許可していない
招待される側が、プライバシー設定でタグ付けを「許可しない」または「フォローしている人からのみ許可」に設定していると、招待を送ることができません。
事前にコラボ相手に連絡し、「設定とプライバシー」>「タグとメンション」から、タグ付けを許可してもらうよう依頼してください。
プロフェッショナルアカウントの設定制限
一部のアカウントでは、ビジネスアカウントやクリエイターアカウントなど、プロフェッショナルアカウントに切り替えていないと共同投稿機能が制限されるケースが報告されています。
双方のアカウント設定を見直してみましょう。
人数の上限(最大6アカウント)を超えている
前述の通り、共同投稿の最大枠は「作成者を含めて6アカウント」です。
すでに5つのアカウントをコラボレーターとして招待している場合、それ以上は追加できません。
企業アカウントでの「共同投稿」実践アイデア3選

Instagramの共同投稿機能を具体的にどのようにビジネスに活用すれば良いのか、プロがおすすめする3つの活用アイデアをご紹介します。
インフルエンサー・アンバサダーとのPR投稿
最も王道かつ効果的なのが、インフルエンサーを起用したPR施策です。
インフルエンサーに商品を提供し、クリエイティブ(写真・動画)を作成してもらいます。
そして、インフルエンサー側から自社アカウントを「コラボレーターとして招待」してもらう形で投稿します。
これにより、インフルエンサーの熱量の高いクチコミが、自社のタイムラインにも自然な形で表示されます。
親和性の高い「他社ブランド」とのコラボキャンペーン
例えば、「アパレルブランド」と「コスメブランド」が合同でプレゼントキャンペーンを実施する際に、共同投稿を使用します。
「〇〇(洋服)と〇〇(リップ)の春のお出かけセットをプレゼント!」といった投稿を両アカウントで共有することで、お互いのフォロワー(ターゲット層が近いユーザー)を相互に送客し合うことができます。
自社の「別アカウント(店舗・ブランド)」との連携
全国に店舗を展開している飲食店や美容室の場合、「全社公式アカウント」と「各店舗のアカウント」を持っていることが多いはずです。
新メニューの告知などを、公式アカウントと特定の店舗アカウントで共同投稿することで、公式アカウントの巨大なリーチ力を活かしながら、各店舗アカウントへのフォロワー流入を促すことができます。
共同投稿で企業が気をつけるべき注意点とデメリット
強力な機能である共同投稿ですが、企業がビジネスで利用する上で知っておくべき注意点もあります。
作成者が投稿を削除すると、双方のアカウントから消える
投稿の主導権は作成者にあります。
作成者が投稿をアーカイブまたは削除すると、招待された側のプロフィールからも一斉に消えてしまいます。
「ステマ規制」の表記漏れに注意
インフルエンサーと共同投稿を行う場合、当然ながら「プロモーション(広告)」に該当します。
キャプション内への「#PR」等のハッシュタグ記載はもちろんのこと、Instagramの「タイアップ投稿ラベル(有償パートナーシップ)」の併用など、ステルスマーケティング規制を遵守したクリーンな運用が必須です。
まとめ

本記事では、Instagramの共同投稿(コラボ機能)の基本から、企業が活用するメリットや注意点までを徹底解説しました。
【本記事のおさらい】
・共同投稿は、双方のフォロワーにアプローチでき、リーチ拡大に直結する。
・エンゲージメントが1つの投稿に集約され、発見タブに載りやすくなる。
・インフルエンサー施策や、他社との合同キャンペーンで絶大な効果を発揮する。
・ステマ規制への対応や、インサイトデータの共有ルールなど、事前の取り決めが重要。
共同投稿は、フォロワー増加が頭打ちになっている企業アカウントにとって特効薬になり得る素晴らしい機能です。
しかし、実際に成果を出すためには、
「自社のブランドと本当に親和性の高いコラボ相手(インフルエンサー)を見極める」
「双方のフォロワーが思わず保存・シェアしたくなる質の高いクリエイティブを作る」
といった、高度なディレクション能力が求められます。
「インフルエンサーの選定から依頼までキャスティングを丸投げしたい」
「ステマ規制などの法律周りが不安で、思い切った施策が打てない」
「自社のアカウントをもっと戦略的に伸ばして、売上に繋げたい」
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BEASTARは大阪を拠点とするSNS運用代行・SNSマーケティング会社です。
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