2026.06.24
2026年6月4日、Instagramに新たな有料サブスクリプション「Instagram Plus」が登場しました。
Instagram Plusは、Instagramでの体験をより自分らしく楽しめるように設計されたサブスクリプションです。
登録すると、ストーリーズの再視聴回数の確認や共有範囲の複数作成など、これまで「あったら便利だな」と思われていた限定機能を特典として利用することができます。
この記事では、Instagram Plusの全機能と料金、企業のSNS担当者が知っておくべき活用ポイントを、公式情報をもとに詳しく解説します。
「企業アカウントでも使えるの?」「無料版とどう違うの?」「料金はいくら?」と、気になっている方は是非最後までご覧ください。
Instagram Plusとは?基本情報を整理

Instagram Plusは、Meta公式によると「友情を深め、Instagramでの体験をより詳細にコントロールし、新しい方法で自分を表現するための限定機能を利用できる月額サブスクリプション」です。
Meta社はInstagram Plusのテストを数ヶ月前から行っており、2026年6月4日から正式に日本を含む世界各国での提供がスタートしました。
主にストーリーズ機能を中心に、通常アカウントでは利用できない便利機能が追加されています。
「より親しいコミュニティとのコミュニケーション」を重視した機能が多く、クローズドなSNS利用が進む近年のトレンドが反映されていると考えられるでしょう。
「インスタが有料になるの?」「機能が制限されるの?」と不安に思われている方もいるかもしれませんが、これまでのInstagramの基本的な機能は今後も変わらず無料で利用できます。
より細かなコントロールや深いインサイト、プレミアムな機能など、アップグレードされた体験を求めるユーザーにオプションとして追加で提供されるものとなっています。
X(旧Twitter)の有料プラン「X Premium」とコンセプトが近いと考えるとイメージしやすいでしょう。
【関連記事】X有料プラン完全ガイド|企業アカウントは導入すべき?特徴・料金・メリットを徹底解説
Instagram Plusの料金・無料トライアル情報
Instagram Plusは月額319円から利用可能で、1ヶ月間の無料トライアルも提供されています。
| 項目 | 内容 |
| 月額料金 | 319円〜(地域・条件により変動の可能性あり) |
| 無料トライアル | 1ヶ月間(提供時期は変動の可能性あり) |
| 提供開始日 | 2026年6月4日(米国時間) |
| 解約 | いつでもキャンセル可能。請求期間が終了するまでは引き続きアクセス可能 |
| 対応地域 | 世界各国で順次導入。利用可能かはInstagramの設定で確認可能 |
なお、付随する特典は登録するタイミング・地域によって異なる場合があり、実際に利用できる機能は、サブスクリプション登録前の登録プロセスで表示されます。
正式な機能内容・料金は登録前に必ずアプリ内で確認してください。
また、複数の公式アカウントを運用している企業の場合、アカウントごとに契約が必要になります。
導入する際は、まずは無料期間で実際に使ってみて、自社のどのアカウントの運用に必要な機能かを精査してから契約することをおすすめします。
Instagram Plusの全機能一覧
Instagram Plusの特典は、以下の3つのカテゴリーに分かれています。
カテゴリー1.大切な人ともっと近く
カテゴリー2.プレビューとインサイトを確認
カテゴリー3.自分らしくカスタマイズ
それぞれ具体的な機能をご紹介します。
1.大切な人ともっと近くなる機能
・ストーリーズを目立たせる
ストーリーズの「スポットライト」を使うと、ストーリーズをフィードの上部・一番左に表示できます。
自分のストーリーズの優先度が上がり、友達に見つけてもらいやすくなります。
・スーパーハートを贈る
友達のストーリーズに対して、アニメーション付きのハートのリアクションを送信できます。
受信箱でリアクションを目立たせることができます。
・共有範囲を複数作成する
自分のストーリーズを閲覧できるアカウントのリスト(共有範囲のリスト)は、通常は全体へのシェア、もしくは親しい友達リスト1点のみですが、Plusに登録すれば好きなだけ作成できます。
・有効期限を延長する
自分のストーリーズが表示される期間を、通常の24時間から48時間に設定することができます。
2.詳細を確認できる機能
・ストーリーズのプレビュー
他のユーザーのストーリーズを閲覧する前に、プレビューを確認できます。
ストーリーズを閲覧すると、通常閲覧者リスト(足跡)に追加されますが、プレビューなら閲覧者リストには表示されません。

・再視聴に関するインサイト
自分のストーリーズが再視聴された回数を確認できます。
どのユーザーが何回閲覧しているかは表示されず、再視聴しても足跡(閲覧者リスト)は1件として記録されます。

・閲覧者リストを検索
自分のストーリーズについて、閲覧者リストの検索バーを使って特定のアカウントを検索できます。
3.自分らしくカスタマイズできる機能
・アプリアイコン
Instagramやクリエイターがデザインしたアイコンの中から、好きなアプリアイコンを選べます。

・カスタム自己紹介フォント
プロフィールの自己紹介文のフォントを、自分のスタイルに合わせてカスタマイズできます。
2026年6月時点では日本語には適用されておらず、英語など一部のフォントのみ対応しています。
・投稿のピン留め(固定表示)
重要なコンテンツが伝わるように、最大6件の投稿をプロフィールにピン留めできます(通常は3件まで)。
・プロフィールに直接投稿
友達やフォロワーのフィードに表示されることなく、ストーリーズのハイライトに直接投稿できます。
既存の無料機能との違い
無料版とInstagram Plusの違いを表で整理しました。
| 機能 | 無料版 | Instagram Plus |
| ストーリーズの表示期間 | 24時間 | 48時間に延長可能 |
| 親しい友達リスト | 1つのみ | 無制限に作成可能 |
| ストーリーズ閲覧 | 即座に既読がつく | 既読をつけずにプレビュー可能 |
| ストーリーズ再視聴回数 | 確認不可 | 確認可能 |
| 閲覧者リストの検索 | 不可(スクロールのみ) | 検索バーで即座に検索可能 |
| プロフィールのピン留め | 最大3件 | 最大6件 |
| ストーリーズへのリアクション | 通常のいいね・絵文字 | スーパーハート(アニメーション付き) |
| アプリアイコン | 標準のみ | カスタムアイコンに変更可能 |
| 自己紹介フォント | 標準のみ | カスタムフォントに変更可能(一部言語のみ対応) |
| ストーリーズの優先表示 | アルゴリズムに準拠 | 優先度が上がる |
中でも特に、「ストーリーズの既読をつけずにプレビューできる」機能が注目されています。
従来は「見た瞬間に閲覧履歴が付く」仕様で、ユーザーにとって「見たらバレる」というストレスがありましたが、Instagram Plusはこの悩みを解消する機能となっています。
Instagram Plusの登録方法

Instagram Plusへの登録は、Instagramアプリ内から簡単に行えます。
以下の手順で進めてください。
| STEP 1 | Instagramアプリを開き、プロフィール画面に移動する |
| STEP 2 | 右上のハンバーガーメニュー(≡)をタップする |
| STEP 3 | 「インサイトとツール」内の「サブスクリプション」をタップする |
| STEP 4 | メニュー内から「Instagram Plus」を選択する |
| STEP 5 | Instagram Plusの紹介画面で、含まれる機能の一覧を確認する ※提供される特典は登録タイミング・地域によって異なる場合がある |
| STEP 6 | 「1ヶ月間の無料トライアルを開始」をタップする |
| STEP 7 | 支払い方法を設定し、登録を完了する(App Store / Google Playの決済、またはMeta内の決済が使われる) |
| STEP 8 | 登録完了後、ストーリーズ作成画面やプロフィール設定画面にInstagram Plus限定機能のアイコン・項目が追加されていることを確認する |
無料トライアルは、キャンセルしない限りはプランは自動更新されます。
キャンセルしたい場合、iPhoneの設定→Apple Acount→サブスクリプションからキャンセル処理を行ってください。
企業アカウントでのInstagram Plus活用アイデア
企業のInstagram運用担当者は、Instagram Plusをどう活かせるでしょうか。
具体的な活用アイデアを紹介します。

ストーリーズの再視聴インサイトでコンテンツ改善
通常の閲覧数だけではなく、「何度も見られているストーリー」が把握できます。
ユーザーの興味関心が高い投稿、印象に残りやすい投稿、繰り返し見返されている投稿などを分析しやすくなります。
例えば「保存したくなる」「見返したくなる」レシピ・ハウツー・お得情報系の投稿はリピート視聴が多くなりやすいため、再視聴データを蓄積してコンテンツの方向性を最適化できます。
キャンペーン・イベント告知の表示期間延長
通常24時間で消えるストーリーズを、48時間表示に延長できるため、投稿を長く見てもら得ことが可能です。
2日に一度しかアプリを開かないフォロワーにも届けることができ、かつ投稿頻度を抑えながらリーチを増やせる(投稿頻度が増えるとスキップやフォロー解除されやすくなるため)といったメリットがあります。
企業アカウントにとっては、イベントやキャンペーンの告知と相性が良さそうです。
特に土日を挟むキャンペーンや、複数タイムゾーンの顧客を持つ企業(インバウンド対応企業など)にとって有効です。
VIP顧客・パートナー企業限定の情報発信
Instagram Plusでは、「親しい友達」リストを複数作成できる機能も追加されています。
仲の良い友人向け、学生時代のコミュニティ向け、趣味のコミュニティ向け、仕事関係向けなど、共有先を細かく分けて運用することが可能です。
企業アカウントであれば「VIP顧客リスト」「取引先・パートナー企業リスト」「社内向けリスト」など、複数の限定共有グループを作って情報発信の精度を上げられます。
プロフィールのピン留め枠拡大でブランド訴求を強化
通常3件までのピン留めが6件まで拡大されます。
「新商品」「期間限定商品」「人気投稿」「採用情報」「キャンペーン」など、複数の重要コンテンツを同時に目立たせることが可能になり、プロフィール訪問者に優先的に見せたい情報をより多く選定することができます。
プロフィールへの直接投稿で情報を整理
友達やフォロワーのフィードに表示されることなく、ストーリーズのハイライトに直接投稿できます。
「一度投稿してからハイライトに追加する」という手間を減らすことが可能です。
FAQ・アクセス情報・営業時間など、フィードに流すには不向きだがプロフィールに常設しておきたい情報の整理に活用できます。
ただし、フィードに表示されないため、新規フォロワー獲得や認知拡大を目的とした投稿には不向き。
あくまで「既存フォロワー・訪問者向けの整理用」として使い分けることが重要です。
まとめ

Instagram Plusの新機能には、ある一貫したテーマが見えてきます。
それは「フォロワー数より、限られた人との深い関係」という方向性です。
共有範囲の複数作成、スーパーハート、再視聴インサイトといった機能はいずれも「不特定多数への拡散」ではなく「親しい人との濃いコミュニケーション」を強化するものです。
限定されたコミュニティ向けの発信ニーズが高まっている近年の流れを反映した機能だと言えそうです。
これは、Instagram Instantsで見られた「クローズドな共有・加工なしのリアルさ」というトレンドとも一致しています。
【関連記事】Instagramの新機能「Instants」とは?使い方や企業活用のポイントを徹底解説
フィード投稿・リールで広くリーチを取りながら、ストーリーズやInstantsのようなクローズドな機能でファンとの関係を深める。
この「二層構造」が、2026年以降のInstagram運用の基本形になっていくと考えられます。
企業のSNS担当者としては、「広く届ける」フィード・リール戦略と、「深く繋がる」ストーリーズ・Instagram Plus戦略を意識的に分けて設計することが、これからのInstagram運用の鍵になるでしょう。
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