2026.09.09
「X広告を出してみたいけれど、どのような仕組みなのか分からない」
「Instagram広告やGoogle広告とは何が違う?」
「X広告にはどのくらい費用がかかる?」
企業のSNS担当者や広告担当者の中には、このような疑問を持っている方も多いのではないでしょうか。
X広告とは、X(旧Twitter)のタイムラインや検索結果などに広告を配信できる運用型広告です。
通常の投稿と近い形でユーザーに情報を届けられるほか、「今まさに特定のテーマについて検索・投稿・会話しているユーザー」にアプローチしやすい点が、X広告ならではの特徴です。
X公式でも、リアルタイムの会話の中で、購入や予約、ダウンロード、来店などを検討しているユーザーへリーチできることを広告の特徴として挙げています。
本記事では、大阪のSNS運用会社BEASTARが、X広告の特徴や種類、費用、ターゲティング方法などを2026年の最新情報をもとに分かりやすく解説します。
これからX広告を始めたい企業担当者様は、ぜひ参考にしてください。
X広告とは?

X広告とは、X上に広告を配信できる広告サービスです。
以前は「Twitter広告」と呼ばれていましたが、2023年にTwitterからXへサービス名称が変更されたことに伴い、現在は「X広告(X Ads)」という名称が使われています。
X広告を利用すると、通常の投稿だけでは届きにくいユーザーにも、自社の商品やサービスを訴求できます。
たとえば、
・商品やブランドの認知度を高める
・WebサイトやLPへユーザーを誘導する
・商品購入を促す
・資料請求や問い合わせを増やす
・アプリのインストールを促す
・投稿へのエンゲージメントを増やす
・動画の再生数を増やす
など、さまざまなマーケティング目的で利用できます。
X広告は選択したキャンペーン目的に応じて配信が最適化され、目的に対応するアクションが発生した場合に料金が発生する仕組みです。
X広告と通常投稿の違い
通常のX投稿は、基本的にはフォロワーへの表示や、Xのおすすめ表示、検索、リポストなどによって拡散されます。
一方、X広告では広告予算を設定し、狙いたいユーザーへ意図的にリーチを広げることができます。
役割を簡単に分けると、下記のような違いがあります。
| 種類 | 役割 |
| 通常投稿 | 継続的な情報発信、ユーザーとのコミュニケーション、ファン形成 |
| X広告 | 広告費を使って新しいユーザーへのリーチや特定の成果を獲得 |
企業のXマーケティングでは、どちらか一方だけを行うのではなく、通常のアカウント運用と広告を組み合わせることが重要です。
X広告によってユーザーへ商品・サービスを認知させても、その場ですぐ購入や問い合わせにつながるとは限りません。
広告を見て興味を持ったユーザーが、
「どんな企業なんだろう?」
「普段はどんな投稿をしているの?」
「他のユーザーからどんな反応がある?」
とプロフィールを確認することもあります。
その際、
・数か月投稿が止まっている
・企業のお知らせしか投稿されていない
・プロフィールを見ても何の会社か分からない
・固定ポストが古い
といった状態では、せっかく広告で獲得した興味を失ってしまう可能性があります。
X広告と通常のXアカウント運用を別々に考えるのではなく、
・広告=新しいユーザーとの接点を作る
・通常投稿=企業への理解や信頼を深める
という形で連携させることが重要です。
X広告はどんな企業におすすめ?
X広告は、特に次のような企業と相性があります。
・X上で商品やサービスについての会話が多い
・新商品やイベントの認知を短期間で広げたい
・リアルタイムのトレンドをマーケティングに活用したい
・アプリやWebサービスを運営している
・ユーザーの興味関心や検索キーワードからターゲティングしたい
・特定の業界やテーマに関心があるユーザーへBtoBサービスを届けたい
・セミナーやキャンペーンへの集客を行いたい
ただし、「Xは利用者が多いから」という理由だけで広告媒体を選ぶのはおすすめできません。
Instagram広告やTikTok広告、LINE広告、Google広告など、それぞれ異なる特徴があります。
自社のターゲットがどの媒体を利用しており、どのようなタイミングで商品・サービスを検討するのかを踏まえて選択しましょう。
【関連記事】Instagram広告とは?費用・種類・出し方から成果を出すコツまで徹底解説
X広告ならではの特徴・メリット

Instagram広告やLINE広告など、SNS広告にはさまざまな種類があります。
その中でもX広告には、Xというプラットフォームの特性を生かした特徴があります。
1.リアルタイム性が高い
Xは、ニュースやスポーツ、テレビ番組、商品発売、イベントなど、「今起きていること」についてリアルタイムで投稿・検索されるSNSです。
そのため、
「新商品が発売された」
「イベントが開催されている」
「あるテーマが急に話題になった」
といったタイミングを活用した広告と相性が良い傾向にあります。
X公式も、ニュース速報やプロダクトローンチ、トレンドが生まれる瞬間に適していることを、広告媒体としての特徴に挙げています。
2.キーワードを使ったターゲティングができる
X広告の大きな特徴の一つが「キーワードターゲティング」です。
ユーザーの検索クエリや最近の投稿、最近反応した投稿などに含まれるキーワードをもとに広告を配信できます。
たとえば旅行サービスであれば、
「沖縄旅行」
「夏休み 旅行」
「国内旅行」
などに関連するユーザーへ広告を届ける、といった活用が考えられます。
Google広告の検索連動型広告とは仕組みが異なりますが、ユーザーが今興味を持っているテーマを広告配信に活用できる点はX広告の強みです。
3.特定アカウントのフォロワーに似たユーザーを狙える
X広告には「フォロワーが似ているアカウントのターゲティング」もあります。
特定のXアカウントを指定すると、そのアカウントをフォローしているユーザーと似た興味関心を持つユーザーへ広告を配信できます。
Xではリポスト、クリック、投稿内容など複数のシグナルを利用して類似性を判断しています。
たとえば競合ブランドや業界メディア、関連サービスなど、自社ターゲットと親和性の高いアカウントを活用してオーディエンスを設計できます。
4.会話の内容をターゲティングできる
X広告では「会話ターゲティング」も利用できます。
スポーツ、ライフスタイル、ゲーム、本など幅広いカテゴリーの会話トピックから、そのテーマについて投稿したり、関連投稿に反応したりしているユーザーへ広告を配信できます。
X公式によると、会話ターゲティングでは25カテゴリー、10,000種類以上の会話トピックが用意されています。
「年齢や性別が同じ人」だけではなく、「今、何について話しているのか」を広告配信へ活用できることがX広告の特徴です。
X広告で設定できる8つのキャンペーン目的
2026年現在、X広告ではマーケティングファネルに応じて複数のキャンペーン目的が用意されています。
大きく分けると「認知」「検討」「コンバージョン」の3段階です。
| 段階 | キャンペーン目的 | 主な用途 |
| 認知 | リーチ | より多くのユーザーへ広告を届ける |
| 検討 | 動画の再生数 | 動画視聴を増やす |
| 検討 | ウェブサイト訪問数 | WebサイトやLPへのアクセスを増やす |
| 検討 | プレロール再生数 | プレミアム動画コンテンツと組み合わせて広告を配信する |
| 検討 | エンゲージメント数 | クリックやいいね、リポストなどを促す |
| 検討 | アプリのインストール数 | アプリの新規インストールを促す |
| コンバージョン | アプリのリエンゲージメント数 | 既存アプリユーザーの行動を促す |
| コンバージョン | ウェブサイトコンバージョン数 | Webサイト上で購入や問い合わせなどを促す |
ここで重要なのは、最終的なビジネスゴールに合わせてキャンペーン目的を選ぶことです。
たとえばWebサイト上での商品購入が最終目標なのに、「ウェブサイト訪問数」だけを目的にすると、購入しやすいユーザーではなく、リンクをクリックしやすいユーザーへの配信が最適化される可能性があります。
「何となくアクセスを増やしたい」ではなく、「ユーザーに最終的に何をしてほしいのか」から逆算して目的を決めましょう。
X広告の主な種類・フォーマット

X広告では、通常の投稿に近い広告から、大規模なブランド広告まで複数のフォーマットが提供されています。
X公式では、主なプロモ広告としてテキスト広告、画像広告、動画広告、カルーセル広告などを案内しています。
テキスト広告
テキストを中心としたシンプルな広告です。
通常のX投稿と近い形で表示され、いいねや返信、リポストなどのアクションもできます。
画像や動画を用意しなくても配信できるため、
・新サービスの告知
・キャンペーン情報
・セミナー案内
・BtoBサービス
・採用情報
などにも活用できます。
Xは文章によるコミュニケーションが活発なSNSであるため、コピーそのものが広告クリエイティブになる点も特徴です。
画像広告
画像付きの投稿を広告として配信するフォーマットです。
商品写真やサービス紹介、キャンペーンバナーなど幅広い用途に使えます。
タイムライン上では多くの投稿が流れていくため、一瞬で内容が伝わる画像にすることが重要です。
特に、
・誰向けの商品・サービスなのか
・何がメリットなのか
・どのような情報なのか
がすぐに理解できるデザインを意識しましょう。
動画広告
動画を利用した広告です。
商品の使用方法やサービスの特徴、ブランドストーリーなど、静止画では伝えにくい情報を表現できます。
SNS広告ではユーザーが必ずしも最初から最後まで動画を見るとは限らないため、冒頭から興味を引く構成が重要です。
カルーセル広告
複数の画像や動画を横にスワイプして閲覧できる広告です。
たとえば、
・複数商品を紹介する
・サービスの特徴を順番に説明する
・商品の使用ステップを紹介する
・Before/Afterを見せる
など、1枚では情報を伝えきれない場合に活用できます。
X Amplify
X Amplifyは、動画コンテンツと組み合わせてブランド広告を配信する仕組みです。
X公式では、プレロール広告などを含む動画広告ソリューションとして提供されています。
Xテイクオーバー
X上の目立つ場所を活用して、大規模なリーチを獲得する広告です。
たとえば「スポットライトテイクオーバー」では、「話題を検索」タブの目立つ位置に動画クリエイティブを掲載できます。
新商品発売や大型キャンペーンなど、短期間で大きな認知を獲得したい場合に利用されます。
なお、一部の広告フォーマットはすべてのセルフサービス広告主が利用できるわけではありません。
X公式でも、利用可否について営業担当やサポートへの確認を案内しています。
X広告で利用できる主なターゲティング

X広告では、複数のターゲティング方法を利用できます。
2026年現在、X公式が案内している主なターゲティングには次のようなものがあります。
地域・年齢・性別などの属性
基本的な属性として、
・地域
・年齢
・性別
・言語
・端末
・プラットフォーム
などを利用できます。
店舗ビジネスなどで「大阪府のユーザーだけに届けたい」といった場合にも活用できます。
キーワードターゲティング
ユーザーが検索したキーワードや、最近投稿・反応した内容などをもとにターゲティングする方法です。
X公式では、キャンペーンと関連するキーワードを最低25個追加することを推奨しています。
Xならではの重要なターゲティング方法のため、広告する商品・サービスに関連する検索語や会話を洗い出しておきましょう。
興味関心ターゲティング
ユーザーの興味関心をもとに広告を配信する方法です。
「スポーツに関心がある」
「美容に関心がある」
など、商品・サービスとの親和性をもとにターゲットを設定できます。
フォロワーが似ているアカウントのターゲティング
指定したXアカウントのフォロワーと似た興味を持つユーザーをターゲティングします。
関連企業や業界メディアなど、ターゲットユーザーが集まりやすいアカウントを活用できます。
会話ターゲティング
X上で特定のテーマについて会話しているユーザーをターゲティングします。
単なる属性だけでは分からない、リアルタイムの興味関心を広告に活用できる点が特徴です。
カスタムオーディエンス
企業が保有する顧客リストやWebサイト訪問者などを活用して広告を配信する方法です。
X公式では、
・リスト
・Webサイトアクティビティ
・アプリアクティビティ
などをカスタムオーディエンスとして活用できます。
既存顧客への再アプローチや、Webサイトを訪れたものの購入しなかったユーザーへのリターゲティングなどに利用できます。
X広告の費用はいくら?

X広告には、「1投稿○万円」「1クリック一律○円」といった固定料金はありません。
オークション方式で広告枠が決まり、課金単価も固定ではありません。
X公式では、広告費に影響する主な要素として、
・広告の魅力
・ターゲティングするオーディエンスの規模
・同じオーディエンスを狙う広告主の数
・入札額
などを挙げています。
X広告には最低予算がない
X公式によると、X広告には最低金額が設定されていません。
広告主自身が予算を設定でき、キャンペーンの総予算や1日の上限予算を調整できます。
そのため少額からテストすることも可能です。
ただし、「広告を出せる金額=十分に効果検証できる金額」とは限りません。
極端に予算が少ないと広告表示やコンバージョンのデータが十分集まらず、クリエイティブやターゲティングの良し悪しを判断しにくくなります。
X広告の課金方式は目的によって異なる
X広告では、選択したキャンペーン目的によって「請求可能なアクション」が異なります。
たとえばWebサイト訪問数を目的にした場合は、ユーザーがWebサイトへのリンクをクリックした際に料金が発生します。
代表的な指標としては、以下などがあります。
| 指標 | 意味 |
| CPM | 広告1,000回表示あたりの費用 |
| CPC | 1クリックあたりの費用 |
| CPV | 動画再生1回あたりの費用 |
| CPE | 1エンゲージメントあたりの費用 |
| CPA | 1件の購入や問い合わせなどを獲得するための費用 |
重要なのは、「CPCが安いから成功」と単純に判断しないことです。
最終的に購入や問い合わせを目的としている場合は、CPAやCV数など、ビジネスゴールに近い数値まで確認しましょう。
X広告の予算はどう決める?
企業が広告予算を設定する際は、「他社が月10万円使っているから」と決めるのではなく、自社の目標から逆算しましょう。
たとえば問い合わせ獲得が目的の場合、
「目標問い合わせ件数 × 許容CPA=広告予算」
という考え方ができます。
1件の問い合わせ獲得に10,000円まで広告費を使え、月20件の獲得を目指すのであれば、
「10,000円 × 20件=200,000円」
が一つの予算目安となります。
ただし、実際のCPAは商品・サービスや競合状況などによって異なります。
最初から大きな広告予算を投入するのではなく、テスト配信によって自社の基準値を作り、その後予算を調整していく方法も有効です。
X広告の入札方法

X広告は広告オークションによって配信されます。
単純に最も高い金額を提示した広告だけが表示されるわけではなく、入札額や広告品質など複数の要素によって広告配信が決まります。
代表的な入札方法を紹介します。
自動入札
設定した予算の中で、できるだけ効率的に成果を獲得できるよう入札を自動調整する方法です。
X広告を初めて運用する場合など、適正な入札額が分からない場合にも利用しやすい方法です。
上限入札単価
1回の成果に対して、支払ってもよい上限額を設定します。
広告費を細かくコントロールしたい場合に利用できます。
ただし、入札額を低くしすぎると広告オークションに勝てず、十分に広告が配信されない可能性があります。
X広告に関するよくある質問

Q.X広告とTwitter広告は違いますか?
基本的には同じ広告サービスです。
TwitterがXへ名称変更されたことに伴い、現在は「X広告」という名称が使われています。
現在でも「Twitter広告」という名称で検索するユーザーもいるため、Web上では「X広告(旧Twitter広告)」と表現されることもあります。
Q.X広告はいくらから出稿できますか?
X広告には一律の最低出稿金額がなく、広告主が予算を設定できます。
ただし、十分な効果検証を行うためには一定量のデータが必要です。
極端な少額では広告の良し悪しを判断しにくいため、広告目的や目標CPAなどから予算を設定しましょう。
Q.X広告はフォロワーが少なくても利用できますか?
利用できます。
X広告ではフォロワー以外にも広告を配信できるため、フォロワー数が少ない企業アカウントでもリーチを広げられます。
ただし、広告を見たユーザーがプロフィールを確認することもあるため、通常投稿やプロフィールを整えておくことをおすすめします。
Q.X広告ではどのターゲティングがおすすめですか?
商品やサービスによって異なります。
Xならではの特徴を生かすのであれば、
・キーワード
・会話
・興味関心
・フォロワーが似ているアカウント
などの活用を検討するとよいでしょう。
ただし、一度設定したターゲティングを正解と決めつけるのではなく、配信結果を比較しながら改善することが重要です。
Q.X広告の出し方は難しいですか?
広告アカウントを準備すれば、自社でもX広告を配信できます。
ただし、キャンペーン目的やターゲット、予算、入札、クリエイティブなど複数の設定が必要です。
具体的な設定方法については、別記事「X広告の出し方とは?設定方法と成果を出す7つのコツ」で詳しく解説しています。
まとめ|X広告ならではの特徴を生かして広告を配信しよう

X広告は、通常の投稿だけでは接点を持ちにくいユーザーに商品やサービスを届けられるSNS広告です。
特にXには、
・リアルタイムで話題が生まれやすい
・キーワードを活用したターゲティングができる
・会話しているテーマからユーザーを捉えられる
・特定アカウントのフォロワーと似たユーザーへ広告を配信できる
といった特徴があります。
一方、X広告は広告費を支払えば必ず成果が出るわけではありません。
広告の目的やターゲット、クリエイティブを適切に設計し、通常のXアカウント運用とも連携することが重要です。
大阪のSNS運用会社「BEASTAR株式会社」では、X(旧Twitter)をはじめ、Instagram、TikTok、YouTubeなどのSNS運用からSNS広告運用、クリエイティブ制作まで幅広くサポートしています。
「X広告を始めたいけれど、自社に向いているか分からない」
「X広告と通常のアカウント運用をまとめて相談したい」
「自社の商品に合ったSNS広告を提案してほしい」
という企業担当者様は、ぜひBEASTARまでお気軽にご相談ください。
👉 BEASTAR株式会社に無料相談する