「X広告を始めたいけれど、設定方法が分からない」
「広告を出したものの、クリックや問い合わせにつながらない」
「X広告ではどのようなターゲティングやクリエイティブが効果的?」

このような疑問を持つ企業のSNS担当者や広告担当者も多いのではないでしょうか。

X広告は、X(旧Twitter)上で自社をフォローしていないユーザーにも商品やサービスを届けられる広告サービスです。
広告アカウントを用意すれば企業自身でも出稿できますが、キャンペーン目的やターゲティング、予算、入札方法、クリエイティブなど、成果を左右するさまざまな設定があります。

また、広告を配信しただけで終わりではありません。
広告結果を分析し、ターゲティングやクリエイティブを継続的に改善していくことが重要です。

本記事では、大阪のSNS運用会社BEASTARが、X広告の出し方から成果を出すためのポイント、よくある失敗まで詳しく解説します。
なお、X広告の種類や費用、ターゲティング方法などの基本から知りたい方は「X広告とは?種類・費用・ターゲティングを徹底解説」もあわせてご覧ください。

X広告を出稿する前に準備しておきたいこと

X広告を設定する前に、まず広告の目的やターゲットを整理しておきましょう。
広告管理画面を開いてから考え始めると、

「どのキャンペーン目的を選べばよいか分からない」
「なんとなく予算を設定した」
「ターゲットを細かく指定しすぎた」

といった状態になりやすくなります。
最低限、次の項目を事前に決めておくことをおすすめします。

・広告を出す目的
・ターゲットとなるユーザー
・広告で伝える内容
・広告から誘導するWebページ
・広告予算
・目標とする成果
・成果を判断するKPI

たとえばBtoBサービスの問い合わせ獲得が目的なら、
「広告から月10件の問い合わせを獲得する」
「CPAは15,000円以内を目指す」
といった形で、できるだけ具体的に設定しておくと広告結果を評価しやすくなります。

X広告の出し方

X広告は、広告管理画面からキャンペーンを作成して配信します。
ここでは基本的な流れを7つのSTEPに分けて解説します。

STEP1.X広告アカウントを準備する

まずはX広告を利用するための広告アカウントを準備します。
企業でXを運用する場合は、広告専用の個人アカウントを新しく作るというより、企業が運用しているXアカウントをもとに広告環境を整える形が一般的です。

複数人で広告を運用する場合は、XアカウントのIDとパスワードそのものを共有するのではなく、利用できる権限管理機能を活用しましょう。
広告代理店やSNS運用会社へ依頼する場合も、必要な範囲のアクセス権だけを付与することが重要です。

STEP2.キャンペーン目的を選ぶ

広告を作成する際、まずキャンペーンの目的を設定します。
代表的な目的には、

・より多くのユーザーへ広告を届ける
・動画を見てもらう
・Webサイトへ誘導する
・投稿へのエンゲージメントを増やす
・アプリをインストールしてもらう
・Webサイト上で購入や問い合わせを獲得する

などがあります。

ここで重要なのは、最終的なゴールとキャンペーン目的を一致させることです。
たとえばECサイトでの商品購入を増やしたいにもかかわらず、Webサイトへの訪問数だけを目的にすると、
「商品を購入しやすいユーザー」
ではなく、
「リンクをクリックしやすいユーザー」
への配信が中心になる可能性があります。

広告で最終的にユーザーへ何をしてほしいのかを考えて設定しましょう。

STEP3.予算と配信期間を設定する

次に広告予算と配信期間を決めます。

X広告は少額から始めることもできますが、予算が少なすぎると十分な広告データが集まらない場合があります。
企業が予算を考える際には、「目標成果数 × 許容CPA=広告予算」という考え方が分かりやすいでしょう。

例

目標問い合わせ件数10件
許容CPA15,000円
広告予算の一つの目安150,000円(15,000円 × 10件)

もちろん、初めて広告を出す段階では実際のCPAが分かりません。
その場合はテスト予算を設定して配信し、自社のCPCやCVR、CPAなどのデータを蓄積してから予算を見直しましょう。

また、配信期間も短くしすぎないこともポイントです。
広告を1日だけ配信し、「成果が出なかったからX広告は向いていない」と判断するのはおすすめできません。

曜日や時間帯、競合状況などによって広告結果は変動します。
一定期間配信し、ある程度のデータを集めたうえで判断しましょう。

STEP4.ターゲットを設定する

次に、広告を届けたいユーザーを設定します。

X広告では、さまざまなターゲティング方法を利用できます。
代表例は次のとおりです。

・地域
・年齢
・性別
・言語
・端末
・キーワード
・興味関心
・会話
・フォロワーが似ているアカウント
・カスタムオーディエンス

特にX広告では、

「ユーザーがどのような言葉を使っているのか」
「どのアカウントをフォローしているのか」
「どのようなテーマについて会話しているのか」

を広告配信に活用できる点が特徴です。

X上で実際にユーザーを調査する

ターゲティングを考える際は、広告管理画面だけを見ないことも重要です。
実際にXで商品やサービスに関連するキーワードを検索し、

・ユーザーがどんな悩みを投稿しているか
・どのような言葉で商品を探しているか
・どのアカウントをフォローしているか
・どんな投稿に反応しているか

を確認しましょう。

たとえば企業側は「SNS運用代行」と表現していても、ユーザーは、

「インスタ運用 外注」
「SNS担当者 足りない」
「X運用 伸びない」

など別の言葉を使っている可能性があります。
ユーザーの実際の言葉を理解することは、ターゲティングだけでなく広告コピーの作成にも役立ちます。

ターゲットを絞りすぎない

X広告では細かなターゲティングができますが、条件を重ねすぎると配信対象そのものが少なくなる可能性があります。
「ターゲットを細かく設定できる=細かく設定するほどよい」とは限りません。

複数のオーディエンスをテストし、実際の広告結果から最適なターゲットを探しましょう。

STEP5.広告クリエイティブを作成する

ターゲットを設定したら、広告として配信する投稿を作成します。
X広告で利用できる主なクリエイティブには、

・テキスト
・画像
・動画
・カルーセル

などがあります。

広告の目的やターゲット、商品・サービスに合わせて使い分けましょう。

X広告で重要なのがコピーです。

たとえば、「株式会社○○から新サービスのお知らせです。ぜひご利用ください。」という企業側の告知だけでは、タイムライン上でユーザーの興味を引けない可能性があります。

一方、
「SNS担当者が1人しかいない企業、実はかなり危険です。」
「Instagramを毎日更新しているのに売上につながらない。その理由は○○かもしれません。」
など、ユーザー自身に関係がある話題から始めると、続きを読んでもらいやすくなる可能性があります。

Xでは日頃から大量の投稿が流れているため、「企業が言いたいことではなく、ユーザーが読みたいことから始める」という視点を持ちましょう。

STEP6.広告を配信する

キャンペーン目的、予算、ターゲット、クリエイティブなどの設定が完了したら、内容を確認して広告を配信します。

広告配信後は管理画面から結果を確認できますが、広告を公開した直後から設定を何度も変更するのはおすすめできません。
まずは広告データを一定量蓄積し、その後の結果をもとに改善していきましょう。

STEP7.広告の効果を分析する

X広告は「配信して終わり」ではありません。
広告結果を確認しながら改善することが重要です。

主に確認したい指標には、次のようなものがあります。

・インプレッション
・リーチ
・クリック数
・CTR
・CPC
・動画再生数
・エンゲージメント
・コンバージョン数
・CVR
・CPA

広告の目的によって重視すべき指標は異なります。
たとえば問い合わせ獲得が目的なら、クリック数だけではなく、

広告表示
↓
クリック
↓
LP閲覧
↓
問い合わせ

まで一連の導線を確認しましょう。

X広告で成果を出す7つのポイント

ここからは、X広告の効果を高めるために押さえておきたいポイントを紹介します。

1.広告目的とKPIを明確にする

広告を始める前に、「X広告で何を達成したいのか」を明確にしましょう。

たとえば以下のように、広告目的によって確認する指標が異なります。

広告目的確認する指標
認知拡大インプレッション、リーチ、CPMなど
Webサイト集客クリック数、CTR、CPCなど
問い合わせ獲得CV数、CVR、CPAなど
EC売上購入数、CPA、ROASなど

広告運用でよくあるのが、「CPCが100円から70円になったので改善した」という判断です。
もちろんCPC(1クリックあたりにかかる費用、クリック単価)が低下すること自体はプラスですが、問い合わせや購入が目的なら、その後の成果まで見る必要があります。

100人がクリックして問い合わせが0件の広告と、30人しかクリックしていなくても5件問い合わせが入る広告では、後者の方が事業成果につながっています。

中間指標だけで広告を評価しないようにしましょう。

2.Xならではのターゲティングを活用する

X広告を利用するのであれば、年齢や性別だけでなく、Xならではのターゲティングも検討しましょう。
特に、

・キーワード
・会話
・フォロワーが似ているアカウント

はXならではの特徴を生かしやすいターゲティングです。

たとえば新しいゲームアプリを広告する場合、「20〜30代」だけで配信するよりも、

・関連ゲームについて投稿しているユーザー
・ゲーム関連アカウントのフォロワーと興味が似ているユーザー
・特定ジャンルのゲームについて会話しているユーザー

などを検討できます。

3.広告コピーを複数パターン作る

Xではテキストそのものが重要なクリエイティブになります。
同じ商品でも、切り口を変えることでユーザーの反応は大きく変わります。

たとえばSNS運用代行サービスなら、以下のような複数の方向から訴求できます。

訴求方法広告コピー例
課題訴求「投稿作成だけで1日終わっていませんか?」
メリット訴求「企画から分析までSNS運用をまとめて外注できます。」
数字訴求「100アカウント以上のSNS運用実績。」
ノウハウ訴求「企業Instagramが伸びない原因、実は投稿頻度ではありません。」

最初から1つのコピーに絞らず、複数案を広告配信して反応を比較しましょう。

4.画像・動画も複数パターン検証する

広告コピーだけでなく、ビジュアルも広告成果を左右します。
たとえば同じ商品でも、

・商品単体
・商品を使っている人物
・使用前後
・利用方法
・利用者の声
・数字を大きく見せたバナー

など、見せ方によってユーザーの反応が変わります。

「デザイナーが最も注力した広告」が必ずしも最も成果の出る広告とは限りません。
広告では実際のユーザーデータをもとに判断することが大切です。

5.リアルタイム性を生かす

Xの大きな特徴はリアルタイム性です。
そのため、

・季節イベント
・スポーツ大会
・テレビ番組
・新商品発売
・話題のニュース
・SNS上のトレンド

など、自社の商品・サービスと関連するテーマについてユーザーの関心が高まるタイミングを活用できます。

ただし、トレンドだからといって無理に自社商品と結びつけると、ユーザーから違和感を持たれる可能性があります。
ブランドとの関連性が自然なテーマだけを活用しましょう。

6.通常投稿のデータを広告にも活用する

企業アカウントを日頃から運用している場合、通常投稿は広告クリエイティブを考えるための重要なデータになります。
たとえば、

・インプレッションが伸びた投稿
・リポストが多かった投稿
・コメントが多かった投稿
・リンククリックが多かった投稿

などを分析すると、「ユーザーが何に興味を持っているか」が見えてきます。

通常投稿で反応の良かった切り口を広告用にアレンジしたり、広告で成果の良かったコピーを通常投稿に活用したりすることで、広告とSNS運用の両方を改善できます。

7.広告からLPまで一つの導線として考える

X広告の成果が悪いとき、原因が広告そのものとは限りません。

たとえば、広告では「月額1万円から利用可能」と訴求しているにもかかわらず、LPを開いても料金情報がなかなか見つからなければ、ユーザーは離脱する可能性があります。
広告でユーザーが興味を持ったポイントを、LPでもすぐ確認できるようにしましょう。

広告
↓
LP
↓
フォーム
↓
問い合わせ・購入

までを一つの顧客体験として設計することが重要です。

X広告でよくある失敗

続いて、企業がX広告を運用する際によくある失敗を紹介します。

ターゲットを細かく設定しすぎる

X広告には豊富なターゲティング機能があります。
しかし、「設定できるものはすべて設定した方が精度が上がる」とは限りません。

ターゲットを絞りすぎると、広告を配信できるユーザーが少なくなる可能性があります。
異なるターゲット設定をテストして、実際の結果から判断しましょう。

クリエイティブを1種類しか配信しない

広告を1種類しか用意していないと、

・ターゲットが悪かったのか
・コピーが悪かったのか
・画像が悪かったのか
・商品自体に需要がなかったのか

を判断できません。
複数の仮説を用意し、広告結果を比較しましょう。

フォロワーを増やすことだけを目的にする

企業のX運用ではフォロワー数が注目されやすいですが、フォロワー数が増えたからといって必ず売上が増えるわけではありません。

「フォロワー1万人」といった数字だけではなく、

・Webサイトへの流入
・問い合わせ
・商品購入
・アプリ利用

など、事業成果につながっているか確認しましょう。

X広告だけですべてを解決しようとする

広告を出せば、短期間で多くのユーザーへ情報を届けられます。
しかし、広告を見たユーザーが企業アカウントを訪れた際、

・投稿がほとんどない
・数か月更新されていない
・企業のお知らせしかない
・プロフィールが分かりにくい

という状態では、興味を深めてもらえない可能性があります。
広告と通常のアカウント運用をセットで考えましょう。

X広告と通常のアカウント運用の連携がカギ

X広告と通常投稿は、それぞれ役割が異なります。

種類役割
広告新しいユーザーへのリーチを短期間で拡大する
通常投稿継続的な情報発信やコミュニケーションによって企業への理解や信頼を高める

たとえば広告で初めて企業を知ったユーザーがプロフィールを訪れた際、

・役立つノウハウ投稿がある
・商品の利用方法が分かる
・ユーザーからの反応が見える
・企業の考え方や特徴が分かる
・最新情報が定期的に発信されている

という状態なら、企業への理解を深めてもらいやすくなります。
X広告の運用では、「広告管理画面の数字だけでなく、Xアカウント全体をマーケティング導線として考える」ことが重要です。

自社運用or運用代行、どっちがいい?

X広告は企業自身でも運用できる一方、成果を継続的に改善するためには、

・広告戦略の設計
・キャンペーン設定
・ターゲティング
・広告コピー制作
・画像や動画制作
・予算調整
・数値分析
・A/Bテスト
・LP改善
・通常のXアカウント運用

など、幅広い業務が発生します。
状況や目的に応じて、SNS広告の運用会社へ相談する方法も検討するといいでしょう。

自社運用がおすすめの企業・社内にWeb広告の経験者がいる
・Xアカウントの運用担当者がいる
・広告クリエイティブを継続的に制作できる
・広告分析に時間を確保できる
・広告運用のノウハウを社内に蓄積したい
運用代行がおすすめの企業・X広告を運用した経験がない
・SNS担当者がほかの業務と兼任している
・広告を配信しているが成果が出ていない
・ターゲティングの設計方法が分からない
・広告クリエイティブを継続的に制作できない
・X広告と通常のアカウント運用をまとめて改善したい

特にXでは、広告管理画面の操作だけでなく、「X上でどのような投稿や言葉がユーザーに反応されるか」を理解していることが重要です。

X広告の運用代行会社を選ぶポイント

X広告を外部へ依頼する場合は、運用手数料だけで判断しないことをおすすめします。

Xのアカウント運用にも詳しいか

X広告では、通常投稿と同じようにテキストや画像、動画がタイムラインへ表示されます。
そのため、Web広告の知識だけではなく、「Xではどのような投稿が読まれるのか」というSNS運用の知見がある会社を選ぶことも重要です。

クリエイティブ制作に対応しているか

広告は一度作って終わりではありません。
コピーや画像、動画などを継続的にテストする必要があります。

広告運用だけでなく、クリエイティブ制作まで対応しているか確認しましょう。

最終的な事業成果まで見ているか

CPCやCTRなど広告管理画面上の数値だけではなく、

・問い合わせ数
・商品購入数
・売上
・CPA
・ROAS

など、実際のビジネス成果まで確認しているかも重要なポイントです。

X広告に関するよくある質問

Q.X広告は初心者でも出稿できますか?

広告アカウントを準備すれば、企業自身でも広告を出稿できます。

ただしキャンペーン目的やターゲティング、予算など複数の設定があるため、初めての場合は少額のテストから始める方法もあります。

Q.X広告を出したらすぐ効果が出ますか?

商品・サービスや広告目的によって異なります。

認知目的であれば比較的短期間でも多くのユーザーへ広告を表示できますが、問い合わせや商品購入などは一定期間データを蓄積しながら改善する必要があります。

Q.X広告のクリエイティブは何種類必要ですか?

明確な決まりはありませんが、最初から1種類だけに絞ることはおすすめしません。

コピーや画像、訴求軸などを変えた複数パターンを準備し、広告結果を比較するとよいでしょう。

Q.X広告を出すなら通常投稿も必要ですか?

必須ではありませんが、通常投稿も継続することをおすすめします。

広告から企業プロフィールを確認するユーザーもいるため、アカウントを訪れた際に企業や商品への理解を深めてもらえる状態を作っておきましょう。

まとめ|X広告は配信後の分析・改善までが重要

X広告は、キャンペーン目的や予算、ターゲティング、クリエイティブを設定することで、企業自身でも出稿できます。

一方、広告は一度設定して終わりではありません。
成果を高めるためには、

・広告目的とKPIを明確にする
・Xならではのターゲティングを活用する
・複数の広告コピーをテストする
・画像や動画も検証する
・リアルタイム性を生かす
・通常投稿のデータを広告に活用する
・広告からLPまで一貫した導線を作る

といった継続的な改善が必要です。
また、X広告だけを単独で考えるのではなく、通常のXアカウント運用と連携させることで、広告によって獲得したユーザーとの関係をより深められます。

大阪のSNS運用会社 BEASTAR株式会社では、X(旧Twitter)をはじめ、Instagram、TikTok、YouTubeなどのSNS運用から、SNS広告運用、広告クリエイティブ制作まで幅広くサポートしています。

「X広告を始めたいけれど、設定方法が分からない」
「広告を配信しているものの問い合わせにつながらない」
「X広告のコピーやクリエイティブ制作まで任せたい」
「Xアカウントの運用と広告をまとめて改善したい」

という企業担当者様は、ぜひBEASTARまでお気軽にご相談ください。
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