2020.08.28
動画アプリの覇者とも言えるYouTubeは、全世界で10憶人以上に利用されており、一日に見られている動画視聴時間は約10億時間と言われています。
今後、5Gの普及により、さらに動画が身近になると言われています。YouTubeを代表とする動画市場の市場規模は、どのように変化していくのでしょうか。
YouTube国内の利用率と認知率
動画市場の大半を占めているのがYouTubeです。2020年にNTTドコモ社全国の15歳~79歳に向けて実施した、動画サービス利用動向の調査によると、「月に一回以上」YouTubeを利用しているというユーザーは62.3%に上り無料動画サービスとしては、1位を記録しました。
利用率が2位のニコニコ動画の利用率は9.1%と、比較すると大きな差があります。また、YouTubeの認知率に関しては、95.1%と圧倒的な認知率となっています。
動画市場規模
株式会社サイバーエージェントが公表した「動画広告市場推進・予測」によると、2020年の動画広告市場規模が2,312億円で、2024年には4,957億円に達すると予測されており、今後、動画広告の市場規模は4~5年で倍近く拡大していくと言われています。
動画市場が急激に成長している理由
動画市場が急激に成長している理由は大きく3つ考えられます。
スマートフォンの普及
内閣府の消費動向調査のよると、現在のスマートフォンの普及率は20代~30代で97%を超えています。スマートフォンやタブレットが普及したことで、画面サイズが大きくなり、より動画再生をしやすい環境となりました。
また、スマホやタブレットの普及により、ユーザーとの接点が向上し、今までテレビでしか見ることがなかった動画視聴が気軽になったことも、動画市場が伸びている要因となっています。
なんと、YouTubeの動動画再生時間の70%はスマートフォンやタブレットなどのモバイル端末であるとGoogleが発表しています。
SNS利用率の向上
SNSでの動画広告量が急激に増加していることも、動画市場の急成長の要因です。ICT総研の2018年度のSNS利用動向に関する調査結果によると、日本国内で何かしらのSNSを利用している方は75%にのぼりました。
日本人の10人に6人がなにかしらのSNSを利用している計算になります。これだけSNSの利用率が上がれば、もちろん各企業がSNSに動画広告を出稿する頻度や出稿額も増えます。その結果、動画の市場規模は自然と大きくなります。
通信回線が4Gから5Gへ変わるため
通信回線が2020年には4Gから5Gへ徐々に変わっていきます。5Gの通信速度は4Gの20倍で遅延速度は10分の1です。普通に考えても、4Gから5Gに変わることで、10倍以上の速度向上効果が期待できます。
4Gの環境だとWi-Fiがないと「動画を見ない」と言う方もまだまだ多いです。5Gに切り替わることにより、YouTubeや日本国内の動画市場規模は、ますます成長していくでしょう。
今や1人1スマートフォンと言ってもいいスマートフォンの普及率、さらに5GやSNSの普及、さらにはコロナ禍も相まって、コンテンツはさらに動画中心へとシフトすることが予想されます。
これからの時流に乗るためにも、YouTubeを中心とした動画マーケティングに取り組んでいきましょう。
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