「SNSを使って集客したいけれど、何から始めればいいかわからない」
「フォロワーは増えているのに、売上や来店につながらない」
「広告も運用も中途半端になってしまっている」

そんな悩みを抱える企業担当者は少なくありません。

本記事では、SNS集客の基本から媒体別の特徴、戦略設計のポイントまでを、SNS運用代行を多数手がけるBEASTAR株式会社が解説します。

SNS集客とは

SNS集客とは、Instagram・TikTok・X(旧Twitter)・Facebook・LINE・YouTubeなどのSNSを活用して、商品やサービス、店舗への集客を行うマーケティング手法のことです。

SNS集客は、従来の集客方法である広告やチラシと違い、

  • 無料から始められる(広告を使えば即効性も高い)
  • 共感・拡散による自然流入が期待できる
  • ターゲットを細かく絞り込みやすい

といった特徴があります。

今、SNS集客が重要な理由

株式会社ホットリンクの調査によると、55.2%のユーザーが「Instagramの投稿がきっかけとなった商品の購入経験がある」と回答しています。
特に、「食品・飲料品」「化粧品」「ファッション用品」といった日常的に購買をする商品はSNSとの相性が良いようです。

さらに、約80%のユーザーが「Instagramで発見した商品の詳細情報を検索したことがある」と回答しています。

上記はInstagramに関する調査ですが、SNS上で認知されることで、SNS内外で指名検索数が増えることが分かります。

SNSは単なるコミュニケーションツールではなく、企業の売上を左右する極めて重要な「集客チャネル」のひとつです。

なぜSNSで「集客」ができるのか?

SNS集客が他の広告手法と比べて成果を出しやすい理由は、ユーザー心理の流れに沿った購買導線を自然に作れるからです。

「AIDMA」や「AISAS」に替わる、SNS時代の購買行動モデル「ULSSAS」をご存じですか?

【ULSSASの6段階】

U:UGC(ユーザー生成コンテンツ)
他ユーザーが発信するリアルな体験談やレビュー(写真・動画つき投稿など)がきっかけで認知される

L:Like(共感)
投稿に「いいね」やリツイート、保存などのアクションが集まり、リーチが拡大する

S:Search1(SNS検索)
気になったユーザーが、InstagramやX(旧Twitter)などSNS内で商品やサービスを検索し、関連投稿や口コミを調べる

S:Search2(Web検索)
さらに詳細や購入場所を知るためにGoogleやYahoo!で指名検索を行う

A:Action(購買・行動)
ECサイトで購入、店舗来店、資料請求などの具体的な行動に移す

S:Spread(拡散)
自分の体験をSNSに投稿(UGC化)し、それが再び「Like」を集めてサイクルが回り始める

引用:ホットリンク

【ULSSASの具体例:大阪のカフェを探すA子さんの場合】

U: 友人B子がインスタに投稿した、おしゃれなラテアートの写真を見る。

L: 「素敵!」と思い、投稿に「いいね!」をして、後で行けるように「保存」する。

S1: 週末、梅田に行く予定ができたので、インスタで「#梅田カフェ」と検索し、他のお店の雰囲気や投稿も比較検討する。

S2: やはりB子が紹介していたカフェが気になり、Googleで店名を検索。メニューと地図を確認する。

A: 実際にそのカフェに来店し、美味しいラテとケーキを楽しむ。

S: 自分も満足したので、「ここのカフェ、雰囲気も味も最高だった! #梅田カフェ #〇〇カフェ」と写真付きでインスタに投稿する。

SNS集客の強みは、このULSSASサイクルが短期間で何度も回り、自然発生的にUGCが連鎖して集客を加速させる“好循環”が生まれることです。
購買までの距離が短く、商品を知ってから購入・来店までがオンライン上、あるいはSNS内で完結するケースもあります。

SNS集客はもう古い?

Googleで「SNS 集客」と検索すると、関連キーワードで「SNS集客はもう古い」が出てきますが、それは戦略や運用方法を時代に合わせてアップデートしていない場合に限られます。

総務省の「令和5年通信利用動向調査」によると、インターネット利用率は13〜69歳で9割超、「SNS利用率」は全世代で約80.8%と高く、SNSが消費者にとって日常の情報収集ツールになっていることは明らかです。
かつてはGoogleやYahooなどで検索するのが当たり前でしたが、現在はSNSが検索エンジン代わりに使われることも増えています。

「SNS集客は古い」という意見は、企業のSNS運用が重要視され始めた2020年前後のやり方をアップデートせずに続けているケースで多く見られます。
アルゴリズムやユーザー行動は常に変化しており、最新トレンドに合わせて戦略を見直す企業は今も成果を出し続けています。

つまり、「古い」のはSNS集客ではなく、時代に合わせた戦略を取れていない運用方法だといえるでしょう(運用のポイントは記事の後半でお伝えします)。

実際に、弊社が運用代行を行なっているI社(10代女性向け商品)では、約4年間の運用で売上が1200%アップしています。
直近でも前年比196%の成果を上げることができており、SNSが販売チャネルとして有効であることが分かります。

SNS集客の主な方法

SNSでは「発見 → 共感 → 検索 → 購入」という流れが自然に起きます。
さらにUGCによる第三者視点の補強が加わることで、広告だけでは作れない信頼性と購買意欲が醸成されます。

SNS集客の方法は主に3パターンに分けられます。

1. オーガニック運用(自然投稿)

企業や店舗、ブランドの公式アカウントから定期的にコンテンツを発信し、フォロワーやファンを育成する方法です。

例えばInstagramだと、ストーリーズやリール動画、ライブ配信などの機能を活用すると、認知から信頼構築まで一気に進められます。

【関連記事】Instagram運用代行のメリットとは?SNSで成果を出す企業が外注する理由や選び方、デメリットまで解説

2. SNS広告活用

ターゲットを絞り込み、短期間で認知・集客を加速させる手法です。
広告はInstagramやTikTokなど媒体によって得意分野が異なるため、商材・ターゲットに合わせた設計が不可欠です。

【関連記事】SNS広告とは?仕組み・種類・メリット・活用方法をプロが徹底解説

3. インフルエンサー・UGC活用

第三者の声は信頼性が高く、購買意欲に直結します。
特にInstagramやTikTokでは、一般ユーザーの投稿(UGC)を二次活用する戦略が有効です。

SNS集客を成功に導く5つの準備ステップ

SNSの強みを最大限に活用するためには、やみくもに投稿を始めるのではなく、運用前の「戦略設計」が8割を占めると言っても過言ではありません。

以下の5つのステップを、必ず踏んでからスタートしましょう。

STEP1:目的(KGI)と目標(KPI)を明確にする

まず、「何のためにSNSをやるのか?」という最終ゴール(KGI)を決めます。

【KGIの例】

  • 飲食店の月間新規来店客数を30人増やす
  • ECサイトの売上を月50万円アップさせる
  • 美容室の予約サイトへのアクセスを2倍にする
  • BtoBサービスの問い合わせ件数を月10件獲得する

次に、そのゴールを達成するための中間目標(KPI)を、SNS上の具体的な数値で設定します。

【KPIの例】

  • プロフィールへのアクセス数を月間5,000にする
  • 投稿の保存数を毎月1,000以上にする
  • ストーリーズからのリンククリック数を月間500にする

この目的と目標が、今後のすべての活動のブレない軸となります。

【関連記事】Instagram運用で成果を出す!目的に合わせたKPI・KGIの設定方法とポイントを徹底解説

STEP2:ターゲット(ペルソナ)を具体的に描く

「誰に」情報を届けたいのかを、一人の人物像が浮かび上がるまで具体的に設定します。
これを「ペルソナ設定」と呼びます。

【ペルソナ設定の項目例】

名前: 田中 みさき
年齢: 28歳
職業: 大阪市内のIT企業で働く事務職
居住地: 大阪府吹田市
趣味: カフェ巡り、ヨガ
よく使うSNS: Instagram
悩み: 仕事のストレスで肌荒れに悩んでいる。休日にリフレッシュできる場所を探している。

ここまで具体的に描くことで、「田中みさきさんに響く投稿は何か?」という視点でコンテンツを考えられるようになります。

STEP3:自社に合ったSNSプラットフォームを選ぶ

設定したペルソナは、普段どのSNSを一番利用しているでしょうか。

SNSごとにユーザー層や機能が異なるため、ターゲットと目的に合わせた媒体選定が重要です。
各SNSの特徴を理解し、自社に最適な“戦場”を選びましょう。

SNSユーザー層特徴こんな集客におすすめ!
Instagram・20〜40代女性中心・感度の高いライフスタイル層ビジュアル訴求、世界観の表現飲食店、美容室、アパレル、宿泊施設など、写真や動画の「映え」が重要なBtoCビジネス。
TikTok・10〜30代中心・エンタメ消費層若年層への圧倒的なリーチ力、ショート動画訴求10代~20代をターゲットにしたBtoC商材(アパレル、コスメ、食品、アプリなど)。
X(旧Twitter)・20〜40代男女・情報感度の高い層リアルタイム性、情報の拡散力新商品やセール情報の告知、イベント集客、キャンペーンなど、スピード感が求められる施策。
Facebook・ビジネス層・40代以上の高年齢層実名登録で情報が正確BtoBサービス、不動産、学習塾など、信頼性やターゲティングの正確性が重要なビジネス。

STEP4:アカウントのコンセプトと世界観を決める

「このアカウントをフォローすると、どんないいことがあるのか」「ほかのアカウントとはどう違うのか」を明確にします。
これがアカウントの提供価値(コンセプト)です。

コンセプトはプロフィール写真、投稿する写真や動画の色味、文章のトーン&マナーなどに反映・統一し、アカウント全体の世界観を作り上げましょう。

STEP5:運用体制とルールを決める

誰が、いつ、どのような内容を投稿するのか、具体的な運用体制を決めます。
担当者一人に任せきりにすると、属人化してしまい、投稿が続かなくなったり、炎上リスクが高まったりします。複数人でのチェック体制を敷くのが理想です。

企業のSNS運用には、炎上などのリスクも伴います。
運用ルールを決める際は必ずリスク対策も行いましょう。

【関連記事】【炎上回避】企業のSNS運用で担当者が知るべき10の注意点とは?失敗事例と対策をプロが解説

まとめ|成果につながるSNS集客は戦略と継続がカギ

SNS集客は、ただ投稿を続けるだけでは思うような成果につながりません。

重要なのは、目的設計から投稿後の検証までの一連の流れを戦略的に行い、改善を繰り返すことです。
Instagram・TikTok・X・YouTubeなど、どのSNSにも強みと特徴があり、業種や商材、ターゲットによって最適解は異なります。

「やみくもに始める」のではなく、データに基づいた仮説検証を行うことで、予算や労力を最小限に抑えつつ最大の成果を引き出せるでしょう。

「自社に合うSNSの選び方がわからない」
「投稿はしているが集客につながらない」
「SNS運用を任せられる人材が社内にいない」

そんな課題を感じているなら、ぜひ一度私たちにご相談ください。
BEASTAR株式会社では、戦略立案から運用・広告・クリエイティブ制作までをワンストップで支援し、売上につながるSNS集客を実現します。

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