2020.06.10
日本におけるSNSの普及率は7,523万人と、その普及率はネット人口全体の75%にまで達しています。(2018年調べ)
日本人のほとんどが何らかのSNSを利用していることから、各SNSを媒体にしたSNS広告は自社製品やサービスを宣伝したい企業にとって重要な要素となってきています。
今回はSNS広告について、主要なSNSであるFacebook、Instagram、Twitterのそれぞれの広告と運用の違いを比較解説していきます。
Facebook広告(30代以上の男女をターゲットとしたい場合におすすめ)
Facebookに広告を出稿する場合は「Facebookアカウント」「Facebookページ」が必要になるのであらかじめ取得しておきましょう。
それではFacebook広告の特徴を見ていきたいと思います。
高度なターゲッティング
実名登録を基本としたFacebookならではの、正確なデータベースによるターゲティング精度の高さがFacebook広告の特徴です。
性別や年齢などの登録情報、趣味・関心などをもとに詳細なターゲティングまで精度の高いターゲティングを行うことが可能です。
広告の配信先
- Faceebook(フィード、ストーリーズ、インストリーム動画、Facebook検索、インスタント記事)
- Messenger(受信箱、ストーリーズ、メッセージ)
- Instagram(フィード、発見タブ、ストーリーズ、)
- Audience Network(Facebook提携の外部のアプリやウェブサイト)
となっています。
世界的に大きなシェアを誇るMessenger(メッセンジャー)やInstagram(インスタグラム)と連携して広告を出せる点が強みと言えますね。
利用できる広告フォーマット
- 画像、動画広告 … 画像と動画にテキスト(投稿文)を合わせて表示する
- カルーセル広告 … 様々な画像をスライドショー形式に表示させる
- コレクション広告 … 自社製品をカタログにして一覧表示できる
- ダイナミック広告 … あらかじめ製品カタログを作成しておくことで、ユーザー情報から分析した最適な広告を「おすすめ製品」として自動的に表示してくれる
フォーマットによって特徴があるので、プロモーションに合わせて適切なフォーマットを選択しましょう。
Facebook広告の費用・課金形態
- クリック課金(CPC) … 広告がクリックされることで費用が発生する課金
- インプレッション課金(CPM) … ニュースフィードやタイムラインなど、ユーザーの画面に広告が表示された回数(インプレッション数)1,000件当たりの単価ベースで課金
- アプリのインストール課金(CPI) … 広告からアプリがインストールされるごとに課金
- ページに関するエンゲージメント課金(CPE) … Facebookページの「いいね!」や「シェア」などエンゲージメントごとに課金
- 投稿に関するエンゲージメント課金(CPE) … 投稿の「いいね!」「シェア」「コメント」などのエンゲージメントごとに課金
- 動画の再生(CPV) … 広告の動画が10秒以上再生されるごとに課金。10秒以下の動画の場合、動画が最後まで再生されると課金
Instagram広告(10代後半~40代の女性をターゲットとしたい場合におすすめ)
Instagramに広告を出稿するには「Facebookページ」、もしくは「Instaramアカウント」が必要です。
FacebookページとInstagramアカウントの、二つのアカウントをリンクさせておくとベストな状態で運用が可能となります。あらかじめ準備しておきましょう。
それではInstagram広告の特徴を見ていきます。
広告の配信先
タイムラインやストーリーズ上へ、写真や動画形式で広告を表示することが可能です。
利用できる広告フォーマット
- 画像、動画広告 … 画像と動画にテキスト(投稿文)を合わせて表示する
- カルーセル広告 … 複数枚の画像、または動画をスライドショー形式に表示させる
- ストーリーズ広告 … ストーリーズに動画や静止画で表示できる
- コレクション広告 … 自社製品をカタログ形式にして表示できる
Instagram広告の費用・課金形態
- インプレッション課金(CPM) … 広告が1,000回表示されるたびに課金
- クリック課金(CPC) … 広告がクリックされるたびに課金
- アプリのインストール課金(CPI) … アプリがインストールされるたびに課金
- 動画の再生(CPV) … 動画が10秒以上再生されるたびに課金
Twitter広告(10代以上の男女をターゲットとしたい場合におすすめ)
Twitter広告を出稿するには「Twitterアカウント」が必要になるので、あらかじめ取得しておきましょう。
それではTwitter広告の特徴を見ていきましょう。
広告の配信先
Twitter内への配信となります。
Twitter広告に対する課金は一次拡散(Twitter広告ツイート)のみに行われるのが特徴です。
そのため、リツイートによる二次拡散が進めば広告あたりのコストが安くなる点はTwitter広告を利用する大きなメリットと言えます。
利用できる広告フォーマット
- プロモツイート … Twitterのフィード(タイムライン)上に表示される
- プロモビデオ … 動画を活用したプロモツイートです。投稿の内容が動画である点のほかは、プロモツイートと同じ。
- プロモアカウント … 広告主のアカウントのフォロワー数獲得を目的とした広告フォーマット
- プロモトレンド … 「話題を検索」タブにある「おすすめトレンド」部分の1番上もしくは2番目に表示される。1日1社24時間限定の広告枠となっている。
その他カンバセーショナルカードなどの広告フォーマットがあります。
Twitter広告の費用・課金形態
- インプレッション課金(CPM) … インプレッション(広告の表示)数で課金
- エンゲージメント課金(CPE) … ツイートのエンゲージメント(返信・リツイート・いいね)数で課金
- フォロワー課金(CPE) … ユーザーからアカウントがフォローされると課金
- ウェブサイトのクリック数とコンバージョン(CPC) … リンクのクリック数とウェブサイトカードのクリック数で課金
- アプリのインストール数または起動回数(CPI) … アプリのインストールまたはアプリのクリックで課金
- 動画再生課金1(CPV) … 動画の50%以上が画面に表示された状態で2秒経過した場合か、動画の拡大表示またはミュート解除の操作を行った場合にカウント
- 動画再生課金2(CPV) … 動画全体が画面に表示された状態で3秒経過した場合か、動画の拡大表示またはミュート解除の操作を行った場合にカウント
- 動画再生課金3(CPV) … 動画の50%以上が画面に表示された状態で6秒経過した場合か、動画の拡大表示またはミュート解除の操作を行った場合にカウント
SNS広告は媒体ごとに得意なユーザー層が異なるため媒体選定が重要
各SNSによってユーザー層や広告の表示方法など様々で、PRしたい製品とターゲットとしたいユーザーにマッチしたSNS選びが重要になります。
実際、自社製品はどのSNS広告が良いのか悩まれると思います。「ウェブ・SNS広告を活用したいけどよくわからない・・・」というお声も良く頂戴しております。
当社では、Facebook、Instagram、Twitter、YouTube、LINE、TikTokやGoogle、Yahoo!などさまざまな広告運用を行っており多数の実績がございます。
ウェブ・SNS広告についてお悩みの際は、当社へお気軽にご相談ください。お客様の製品と相性の良いウェブ・SNS広告を御提案させていただきます。