服やアクセサリー、家具、食べ物や月額性のサービスやアプリなどなど、なにか商品やサービスを購入しようというときに、まず何をしますか?また、どんなきっかけでその商品やサービスを欲しい、利用したいと思いますか?

今回は、株式会社Macbee Platetさんが行った「SNSを活用したマーケティングに関して、全国10~60代の男女500人を対象に意識調査」の結果から、ユーザーに購買意欲を促すような効果的なSNSの活用方法などについてご紹介します。

SNSをきっかけに商品を購入し、サービスを利用する時代

SNSをきっかけに商品を購入し、サービスを利用する時代

商品を購入しようという時に、SNSを参考にする人が増えてきています。また、なんとなくSNSを見ていてその商品やサービスが気になりだした。という方も増えています。

最近では、Google検索で気になる商品名などを入力して調べる「ググる」から、Instagramのハッシュタグ機能を使って、気になる商品を一般ユーザーが使っている写真を検索する「タグる」という言葉も生まれるほど、若者を中心に、モノを購入する動機や参考にする内容が変化してきているのです。

購買意欲を最も促すSNSはInstagramとYouTube

アンケートの結果、特に人々の購買意欲を生み出しているSNSはInstagramとYouTubeであることがわかりました。Instagramは画像と短めの動画、YouTubeは動画をメインにしたSNSです。

商品のビジュアルや細かな仕様、利用イメージ、サイズ感などを把握できることが、ユーザーが参考にしたくなる理由でしょう。

ユーザーが商品購入時に参考にするのはどのようなアカウント

ユーザーがSNSで商品を確認したい時に、参考にするアカウントは大きく分けて2種類あります。企業が運営する公式アカウントと、一般ユーザーが投稿しているアカウントです。

それぞれのアカウントをユーザーが参考にする際の、ユーザー目線でのメリット・デメリットをご紹介します。

企業の公式アカウント

メリット

  • 新製品などの最新情報が確実に受け取れる
  • 情報の主観性がなく、商品の情報が分かりやすい
  • ウソの情報は無く、商品の正確な情報を知ることができる

デメリット

  • 商品の良い側面のみが発信されやすい(一方通行な情報)
  • 商品単体の写真が多く、利用イメージを想像しづらい

一般ユーザーのアカウント

メリット

  • 利用イメージが分かりやすく、実際に自分が利用する際のイメージをしやすい
  • ネガティブな情報も知ることができる
  • 消費者目線の意見が多い

デメリット

  • 情報の正確性が不明
  • 利用者の主観的な情報が多いことがある

SNS上でユーザーに購買意欲を促すには、一般ユーザーの口コミが大切

SNS上で購買意欲を促すには、一般ユーザーの口コミが大切

SNSで自社製品の購買意欲を促すには、企業側の正確な情報や見た目の伝え方はもちろん大切です。

そこに加えて一般ユーザーのレビュー・口コミが重要になっていることが、株式会社Macbee Platetさんの調査結果内の下記サマリーデータが示しています。

  • 10~20代で、Instagramが購入動機になった人の割合が約6割
  • SNSの投稿で最も重視されたのは詳細な使用感やレビュー
  • SNSの投稿で重視するもののうち、10~20代は「写真」「動画の見やすさ」「投稿者の見た目や人柄」など“投稿の見た目”部分が4割を占める
  • 50~60代はその割合がほぼ半減した一方で、「詳細な使用感やレビュー」「いちユーザーとしての声」「商品の概要説明」など“投稿の内容”部分が約5割を占める

こちらのデータを見ると様々なヒントが落ちていて、ビジネス目的での効果的なSNS活用方法が見えてきます。

SNSにおける投稿で、ユーザーが最も重視しているのは商品の見た目や、詳細な使用感やレビューなどの所謂口コミです。

また、いいね!や投稿者のフォロワー数とは関係なく、目的の商品自体が“実際どういったものか”がわかるようなコメント類もユーザーはよく読んでいるということです。

企業アカウントは消費者目線の情報発信を心がけましょう

今回は、SNSマーケティングにおける消費者の意識調査に関する調査結果から、ユーザーに購買意欲を促すような効果的なSNSの使い方などについてご紹介しました。

ユーザーは視覚的な情報やより詳細なレビューを求めて、InstagramやYouTubeをきっかけに商品を購入したり、サービスを利用するようになりました。
参考にするアカウントも、企業の公式アカウントと一般ユーザーのアカウントで、良し悪しもそれぞれです。

このデータを生かして、企業アカウントは、一般ユーザーのアカウントの良さである消費者目線の情報発信を心がけると、購買意欲をそそるより良い効果が得られるのではないでしょうか。

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